思い出のゲームをあげてみる

小さいころからゲームばかりしていた。
ゲームボーイの電池がなくなりかければ画面濃度を濃くして
無理やりプレイしたり、ポケモン増殖バグを利用して
データが吹っ飛んだりしたのもいい思い出だ。
いくつか思い出に残っているゲームなどを紹介したいと思う。

◆ポケットモンスター赤(GB)

はじめてプレイしたポケモン。リザードンがかっこよすぎて赤を選んだ。
通信ケーブルを用いたポケモン増殖バグ(交換した直後ケーブルを抜くと
どちらの端末にもポケモンが残る)を利用して図鑑を埋めていた最中、
私だけデータが吹っ飛んだり、傷薬バグでミュウ(ケツバンだっけ?)を出したり・・様々な思い出がある。
赤世代のポケモンで好きなのはヒトカゲ、ミニリュウ、サンダース、
ブースター、ジュゴン。
ロケット団アジトのBGMは今聴いてもめちゃくちゃかっこいいと思う。
また、赤世代の破壊光線の音があまりにも怖いので興味がある人は
ぜひ聞いてみてほしい。
体だけではなく脳みそも破壊されそうな音をしている。

◆カエルの為に鐘は鳴る(GB)

絵本のようなかわいらしい絵柄に惹かれて買ってもらった作品だ。
優しくて、でもちょっぴり皮肉めいていて、
随所に様々なパロディが散りばめられていて・・・
子供から大人まで楽しめる世界観だ。
主人公はおバカで暑苦しいがなんだか嫌いになれないヤツ。
クリアするころにはすっかり彼が大好きになっているだろう。
ダンジョンにあわせてカエルや蛇に変身しながら進んでいく
システムもおもしろい。
子供にもクリアできる難易度だったこともあり、幼少期何度もプレイしてクリアした思い出がある。きっと、人生で一番クリアした作品だと思う。

◆みつめてナイト(PS)

コナミのギャルゲー。システムはほぼときメモと同じ。
なぜこの作品を知り、買ったのかまったく覚えていない・・
おそらく、中古ショップで見つけて絵柄に惹かれたとかだと思う。

東洋人の傭兵(主人公)が中世ヨーロッパ風のとある国に雇われ、
武勲をあげながら女の子とも親密になっていく・・というのが大きな流れ。
攻略対象は国のお姫さまから敵国のスパイまで様々だ。(人魚とかもいる)
メインヒロインは借金を抱え酒浸っている父親のもと、いつか自分はステージに立つことを夢見ている・・というなんとも重たい設定。
戦争中というシチュエーションだからこそ、そこに生きる様々な攻略キャラクターとのストーリーを見ることができる。
ストーリーの途中で爆破テロが起き、それによって上述したメインヒロインは入院、攻略対象から強制的に外されるような展開があったと記憶している。(確かステージを諦める展開だったと思う)
・・・なかなかに悲しい展開である。

ステータスをしっかりあげ、傭兵として武勲もあげなければ女の子には振り向いてもらえないという、ある骨のあるシステムにこのシリアスな世界観。
ハマる人はかなりハマるのではないだろうか。

攻略ヒロインであるライズのストーリーは必見。
攻略条件もかなり厳しいがそれを超えた先にあるストーリーが
よすぎて一瞬で好きになってしまった。
現在DL販売もされておらず、PSでしかプレイすることができないのが残念。
またやりたいなあ・・

◆宝魔ハンターライム(PS)

パッケージのキャラクターがかわいくて親にねだって買ってもらった1作
・・・だが、実際は短編アニメを見るだけのような
よくわからない作品だった。今でもこれがどういう作品なのかわからない・・だが、世の中には「こういう世界があるんだな」と
勉強させられた一作だ。
ちなみにこれを知っている人に未だ出会ったことがない。

◆サクラ大戦シリーズ

せがた三四郎と真宮寺さくらの実写CMを見て存在を知る。
家にはセガサターンがなく、しばらくプレイすることができず。
当時放送していてラジオや歌を聴いてコンテンツを楽しんでいた。
「ゲキテイ」をはじめとする楽曲がどれもよく、当時小学生だった私は
どうしても帝国華撃団に入隊したかった。日々夜にこっそり歌の練習をしていたのだが、あとから聞くとすべて両親の寝室まで丸聞こえだったらしい。
とても恥ずかしかったが、決して引くことはなかった。
それが帝国華撃団だからだ。
高校生ぐらいのころにもうセガサターンを使わなくなった友人から
譲ってもらい、ようやくプレイすることができた。
世界観にものすごく引き込まれたし、キャラクターもみんな魅力的だ。
団員の誰もが誇り高く美しい。「ギャルゲー」の一種かもしれないが、
一概にそう言い切れないキャラクターの濃さ、ストーリーの厚さ。
それぞれがしっかり掘り下げられるからこそ、
みんなのことを好きになれる。
1,2,3,5とプレイしたが、好きなキャラクターは
すみれ、グリシーヌ、昴だ。めちゃくちゃわかりやすい。
神崎すみれさんの気高さと美しさには未だに憧れている(新作はやってない)。

歌謡ショウも何度も見に行った。「愛は永遠に」が生で聞けたのは
人生の宝物と言ってもいいだろう。
愛は永久の素晴らしさの1つはカンナが上パートですみれが下パートというパート分けだ。
当初は逆だったらしいがしっくり来ず、このパート分けになったのだという。最高だ。生きててよかった。

◆ペルソナ3(PS2)

はじめてプレイしたペルソナ。
ダークでほのぐらい世界観にも引き込まれたが
「メメント・モリ」というテーマで展開されるストーリーがあまりにも美しい。クリアしたあと、呆然として風呂に2時間くらい浸かり続けてしまったのは後にも先にもこの作品しかないだろう。
ペルソナ3のキャラクターたちは皆、心に傷を抱えている。
その傷は乗り越えるでもなく、共感し慰めあうこともない。
「抱えたまま生きていく」のだ。「抱えたまま生きていく決意」が
できた者が覚醒を迎える。
その物悲しさや、ある種現実的で冷たい展開に引き込まれた。
創作の世界もハッピーエンドばかりじゃない。
そんなことを知った作品の1つだ。
まもなく終わりがくる世界が持つ陰鬱な空気感が好きになったのは
間違いなくFF7、エヴァとこの作品の影響だ。

◆ときめきメモリアルGirls Side 3rd Story(DS、PSP)

紺野玉緒先輩が好きだ。結婚したい。
玉緒先輩のことが好きすぎて、
玉緒先輩が着ている服とそっくりなデザインの
服をユニクロで買ってきて(玉緒先輩のサイズと思われるものを)
一時期部屋に飾っていた。
優しくて、ちょっと心が弱くて、でもいつも寄り添ってくれて・・
包容力のある素敵な男性だ。
玉緒先輩の優しさは彼のキャラソンの歌詞にもあらわれている。
歌詞の一節にこんなものがある。

今日 悲しくても
また 明日は 笑おうね

笑おう「ね」なのだ。
笑おう「よ」じゃない。わかるだろうか、このさりげない優しさ・・
「笑おうよ」と相手に要求するのではなく
「(一緒に)笑おうね」と寄り添ってくれているのだ。この優しい歌詞。
玉緒先輩にしか歌えない歌詞だ。

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他にも好きなゲームはたくさんある。
今回あげた作品に共通点はあるか?と考えたが特になさそうだ。
また、FF6と9については別途記事を書きたいくらい
思い入れのある作品なのでいつか個別の記事がかけたら・・と思う。

こうやって大好きなゲームばかりしていた自分が
今、ゲームを作っている。
いつか「忘れられない作品」として自分が関わった作品があげられたり、
誰かの心を動かせていたら、クリエイターとして
こんなにうれしいことはない。

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