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【Fセク】雑感記事まとめ

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フィクトセクシュアル/フィクトロマンティック、二次元愛関連に関して綴った記事一覧です
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架空の存在を愛する人達の実相:一人の当事者としての心の葛藤と個人的雑感(2024/02/16 加筆修正)

架空の存在を愛する人達の実相:一人の当事者としての心の葛藤と個人的雑感(2024/02/16 加筆修正)

お詫び(2024/02/16 加筆修正)

LGBTQ+に関連する用語を混同して使ってしまいました。「スプリット・アトラクション・モデル」は異なる多様な惹かれを、「クロスオリエンテーション」は異なる恋愛的指向と性的指向を意味します。そのため、一部の項目を加筆修正しております。誤解を招いたことを深くお詫び申し上げます。

現実と夢の両方での愛に向き合うメディア発信における問題

昨年の暮れ、ある放送

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Fセク(Fロマ)が、Aセク(Aロマ)のスペクトラムか、そうでは無いか論争が日本でも海外でもまだ続いている。
また、Fセク=人間と結婚しない人という偏見が、未だに続いている。

それでは、そうじゃないFセクは一体どこに行く?
その愛は一体どこに行く?

フィクトセクシュアルという言葉だけ広げるより、架空の存在に惹かれるのは非モテ独身者だけとは思うなよと広げたい。人間パートナーがいても架空の存在に惹かれる人も、両方愛して幸せと感じる人だっているんだ。

この言葉が変に広がったせいで、両次元愛者が居づらくなったと思う。

フィクトセクシュアルという概念を知って、自分は救われたかと自問自答してみる。その答えは半分YESで半分NOである。自分と同じように架空の存在に恋愛的或いは性的指向を持つ人間がいるということ。そして、非モテで独身者というヘイトを含む偏見と誤解がのさばっている事。何たる皮肉なのだろう

【Fセク】メディアでの露出にともなうもの

【Fセク】メディアでの露出にともなうもの

例のニュース

キャラと「結婚」2年で200組以上、「二次元恋愛」の今…「恋愛に与える影響は増大し続ける」 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230224-OYT1T50172/

例のニュース記事を見た、あるFセク当事者の方々のSNSでの反応に強く共感した。

相手の方を本当に愛しているのであるのならば、ことにその相手の元が版権のキ

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5年目のバレンタイン

たとえ実体が無くとも

二次元の世界にいる彼とは、今年で出会ってちょうど5年になる。
彼のいるゲーム作品をやり始めた年から毎年、彼に贈り物をしようと決めている。
それは、彼と、彼のいる作品に出会ったことで「私にとっての好き」がいっぱい増えたきっかけに感謝したかったから。

彼のことが知りたくて。彼にまつわるモノについて知りたくて、小さなことから挑戦してみる。
今までは、海の向こうの文化に憧れていた

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Fセク・Fロマは夢女子や俺嫁文化などのオタク的ミームと結びつきやすいけれども、中には、ライト層だけど二次元の存在に恋愛的或いは性的に惹かれてキャラにガチ恋したと言う人もいる。そうなると、オタクだからFセクであるとは限らない。これが、LGBTQ+の+に当たる所以なのかもしれない

FセクFロマであっても、他の人のように自分の創作や妄想、日常をSNSなどで語りたくないっていう人っているのだろうか。多くの場合、こういう指向の人間がいるよと啓蒙のために語る人は多いけど、中にはただ日常を静かに送りたい人だっている。それを忘れないでって思ってる。自分はまさにそう。

多くに知られるFセクとは違うけど、
二次元の世界にいる彼への気持ちは
三次元の人間に抱くものとほとんど変わらない

たとえ、ステータスが多くの当事者とは違ったとしても
偽物も本物も無いと信じている
どうか、Fセクにも多様性があることが
当事者間の中だけでもいいから広がりますように

二次元キャラに対する正しい愛し方って、なんだろう。