時効なので2.5次元界隈を荒らしてた話をする。5
■部屋に来た刺客「コンコンコン!!!!」の音はーーー
そのファンイベントが終わってからまた数ヶ月が経っていた。
その頃になるとお互い連絡はそこまでしなくなっていて、私も熱は冷めていた。
「●日、大阪いくよーん!」とのC君からの連絡。
こっちもデリヘルで割り切っていてイケメンとエッチするというのを楽しんでいた。し、ただお酒の席からエピソードもなくエッチした相手に誘われるのと、時間をかけて連絡しあってデートをしてからエッチした相手との心証が違う部分もあったとは思う。
ただ、ビジネスホテルは声が廊下まで聞こえるのでそれだけが本当に嫌だった。あと、私は宿泊者ではないのに、という罪悪感もあった。
それは置いといて仕事終わりに彼の宿泊してるホテルに向かう。
ホテルに入ってまず数時間ゲームをして、その後彼は自分の写真を撮り出した。
「Twitterにあげなきゃなんだよね」何枚か候補があったみたいで「免罪ちゃん、どっちがいいかなぁ?」なんて聞かれ、こっちかな?と選んだりした。それはすごく優越感を感じた。それを知らずに彼の写真に喜んでるファンもいるがその写真を選んだのは私だしその隣に私は居るのだと。
そこからいつものようにエッチをして眠りについた。早朝から彼はイベント会場に向かわないといけないからゆっくり寝てていいよ。と。
朝9時くらいだろうか。
コンコン!!コンコンコン!!!とホテルのドアを叩く音で起きた。
え?誰?ファン?!いやそんな事はない。ホテルの人?バレたか?と回ってない頭を必死に働かす。
携帯を見るとC君からの電話
C君「もしもし?俺さ、今日イベントで使うグッツをケースの中に忘れちゃったんだよね!いまスタッフさんが取りに行ってくれてる!」
あ、このドアをノックする音はスタッフさんか…。
え?やばくないそれ?女の子呼びつけてるってばれていいの??
「え?ケース触っていいの?」「いいよ多分上側かなぁ?」「あったよ」「じゃあスタッフさんに渡してくれる?」
と、ドアを開けわたしは寝起きボサボサ頭のガウン姿で女性スタッフさんと対面。
お互い気まずい気持ちを持ちつつ無事にグッズを渡す。
いやーーー…これはさすがにないだろ。怒られるだろ…。というか辞めとけよ…。とすごく冷静になった。
後々聴くとやはり小言というか少し怒られたらしい。
だけどその数日後に「ホテルくる?笑」と誘いがあって本当に懲りない奴だなーーー…。どん底まで気持ちがさめた。
それからC君にはチケットだけ取ってもらって面会はするけど夜は断っていた。声が廊下まで聞こえるのは嫌だし宿泊者でもないのにホテルに入るのが嫌だった。後、あんな件があったのにも関わらず「ホテルどう?笑」という危機管理が全くないところに引いたからである。
今思うとただバカなだけですごくいい子なんだと思う。
思い出は彼の演じてるキャラのセリフをやってもらったことかな。