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おしりのしおり。Vol.1

時々遊びに来ては海外生活や国際離婚や日本の就職について思いのまま書いているけれど。今回は遠足のしおりのノリで。痔の話。なぜなら私がnoteの痔主さんたちの体験談に救われたので。少しでも他の痔主さんの役に立てますように…。しかし痛いし辛いのに、痔の話はなぜかクスッと笑えるのはなんでだろう。

痔との出会い。

日本へ本帰国したのは2020年になるちょっと前。

暖かい島から寒い冬の日本へ。そして日本での久々の床生活。

特に何かしたわけでもなく突然お尻に違和感を感じる。ぽこっとした何かがある!!大きな病気かなと怖くなりいよいよ消化器内科へ。

よく聞く便器が真っ赤になった系ではない。が、お尻に何かできているのは恐怖でしかない。冷たい床や硬い椅子に座ることは痛いし怖い。スノーボードに誘われてもリフトが辛そうなので断る始末。

まずは消化器内科へ。

近所の肛門科は、お痔さんしかいないと聞いてなんだか抵抗があり、肛門科はいかず。(婦人科は年1回以上行く。全く抵抗なく行ける。)消化器内科でもお尻を突き出すことに緊張し、わざわざ女医さんのいる病院探したのを覚えてる。病院選び大切。まずは消化器内科に行ってみるの、アリ。

ハロー内痔。痔界隈の用語

腫れたお尻を(見ていないのでイメージ)を医者に見せると、ないじかくだね〜と言われ、何?自覚ない?と思ったが、痔の用語が色々あることを知る。

ないじかく 内痔核 イボ痔のこと。内痔核が外に飛び出すこともあるらしい。他にも外痔核という名の痔もあるらしい。総称して痔核と呼ばれる。

一番やばい痔は痔ろう 穴痔と呼ばれるらしい。その名の通り肛門付近の皮膚に穴が開きトンネルのように開通するらしい。開通すればいいもののトンネル開通せず中で膿がたまる場合もあり手術が必要な恐ろしい痔だ。

痔主。初期のひどくない痔の人は、手術で切ったり治療せず、ひどくなったら薬で耐え食物繊維を摂り、いきまないよう気をつける。保存的治療…つまりは痔と共存することを選ぶらしい。そんな人々を痔界隈では痔主と呼ぶ。

来世は痔主じゃなくて地主に

定番の痔主ジョークを飛ばせるくらいいつかなるのかな。痔主の日本人はものすごく多いらしく、アメリカのホテルで働いていた時、日本人から部屋のトイレにウォシュレットがないとクレームが相次ぎ、全部屋にウォシュレットを完備することになったのを思い出す。

手慣れた様子で先生に診察してもらい、内視鏡で「ほら。これ。」と、画面でどこに痔核があるか教えてくれた。

おへそ側を0時とし、時計のように痔核のある位置を6時の方向に痔核アリ、と時間で示すのも痔主の常識だ。

今は注射で日帰り手術できるし、肛門科でチャチャッと取っちゃえば。とチャキチャキな女医さんに背中を押されつつも、まだいいかと共存を選ぶ

痔主たちのお守り

とりあえず薬出しておくね。と、ボラ○ノールみたいな薬とヘモリ○ドのような錠剤を出してもらう。飲み薬で治るのか?と思ったが腫れがひいた。市販薬を買ってみたことがあったので、入れ方はわかった。開封して先に注入口に塗ってから挿入すると痛くない。空気を出しておくのも大切だ。時々人に入れてもらったと聞くが、タンポンに慣れてる女性なら多分問題なくできる。慣れれば簡単。感想は、市販のよりスースーしない。

病院の受付の人も、私もいつもこれかばんに入れてるのよーお守り。と言ってくれ和む。子供産んだ時に痔になる女性も多いそう。世の全てのお母さん、本当に尊敬します。

身近にいた!痔ろう経験者

早速親友に相談。痔について人と話すのは少々抵抗があるが、誰かと共有して少しでも楽になりたかった。子供の頃からの付き合いの彼女なら話せる。

なんと親友の元彼が痔ろう経験者で、私より詳しくてほっとしたのを覚えている。彼女は便所で痛くてひいひい泣く彼の汚れた尻を拭いて、穴のあいた皮膚に薬を塗ってあげていたそうだ。恐るべし穴痔。

自覚は痔核だし

地主は痔主だし

6時は6痔だし

新しい世界の扉を開いた気がした。まだまだ知らない世界があるもんだ。

続く〜次回手術


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