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初心者でも簡単に自作できるベアボーンPCとは

ベアボーンPCとは、PCケース、マザーボード、CPU、電源などがセットになった、いわば「PCの骨組み」のような製品のことで、ユーザーの好きなメモリやストレージ選んで、搭載させることができる半自作パソコンのことです。たいていのベアボーンPCは、メモリとストレージを装着するだけなので、自作PC初心者でも10分程度で組み立てができ、あとはOSをインストールするだけで利用できてしまいます。

最近は、内蔵グラフィックを搭載したCPUやSO-DIMM規格のメモリ、小型マザーボードを用いて作成する超小型サイズのデスクトップPC、いわゆるミニPCが流行っていますが、ベアボーンPCでは、こういったミニPCのような小型筐体の製品がほとんどになります。

ミニPCは、筐体が小さく搭載できる部品に限りがあるためディスクリートGPUのような大型パーツは装着できませんが、最近の製品は大容量のメモリやストレージを搭載できるようになり、ポート数が増え、CPU内臓のGPUの性能も格段に上がっているため、「ミニPCだから性能が低い」と言える状況ではなくなっています。

ベアボーンPCを選ぶメリット

ここからは、すでに完成しているデスクトップPCやミニPCを選ばず、あえてベアボーンPCを選ぶメリットを解説します。

手軽に自作PCを楽しめる

ほとんどの部品の組み立てや配線は終わっているので、ユーザーはPCケースやマザーボードの相性問題を心配する必要がなく、必要なパーツを揃えて装着するだけで、ある程度、自分だけのPCを作れます。PCパーツや配線に関して、あまり詳しくない初心者でも安心して挑戦できます。本格的に自作PCに取り組む前のウォーミングアップとして、ベアボーンPCを組み立てるのもアリですね。

コンパクトで省スペース

ベアボーンPCは前述したように、通常のデスクトップPCと比べて、ミニPCのような小型のものが多く、机上やリビングの隅っこ、寝室のちょっとした書斎など限られたスペースに難なく設置できます。

カスタマイズ性が少し高い

メモリやストレージ、OSを自分で選べるので、選択の自由度が高く、大容量メモリや読み書き速度が速いSSDを搭載して最強のミニPCを自作できます。ただし、マザーボードやCPUは直付けのものが多く交換ができないことや、筐体が小さく搭載できるパーツに限りがあることから、1から自分で組み上げる自作PCに比べると選択の自由度は限られてきます。

コストパフォーマンスが良い

ベアボーンPCは、パーツをある程度自分で選べるので、自身の予算に合わせてパーツを揃えることができます。そのため、完成品PCと比べて安くで自作することも可能です。また、部品点数の少なさや小型筐体という理由からベアボーンPC自体の価格も他のPC製品に比べて割安なことが多いので、低価格でそれなりのスペックを持つPCを作ることも可能です。

まとめ

ベアボーンPCは、自由度の高いカスタマイズ性、コストパフォーマンスの高さ、コンパクトで省スペースな点が魅力の半自作PCです。ベアボーンPCの特徴を理解した上で、自分の用途や好みに合った製品を選び、自分だけのPCを作り上げてみましょう。

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