見出し画像

キッチンの電気が使えなくなって、いざというときの対策って全然できてないことに気付いた話。

「はぁ、疲れた…」

ここ数日をまとめるなら、このひとことに尽きる。
本当に疲れた。

ことの起こりは3月27日である。
友人から桜のお写真撮りにいかない?とお誘いいただいていたので、せっかくならといそいそと初めての美容院に予約を入れ、朝10時からとはいえちょっと早めに意識して起きたのである。

そうしたら、朝からキッチンに立っていた母が「ブレーカーが落ちた」と言い出した。しかも戻らない。
漏電を疑い、キッチン中のコンセントを抜きまくり、何度やってもブレーカーが戻らない。

ほぼ立て付けの収納の裏にあるコンセントを発掘するために棚に置いてあるものをすべて移動し、棚ごと動かしてコンセントを抜いてみたけれどやっぱり戻らない。

見立てとしては、コンセントの奥に埃でも入って安全装置が作動している。もしくは、キッチンのブレーカーは使い過ぎでよく落ちるから、バネがバカになって戻らない。つまり故障。そのどちらかだろうとなった。

しかし、実は冷蔵庫もキッチンの電源で動いている。
二人がかりで冷蔵庫を動かし、なんとかかんとか、別のコンセントに差し替えて救出。

朝からそんな重労働のおかげで埃まみれで放心状態。
しかし写真を撮ってもらうなら化粧はせねばならない。
最低限の化粧だけして、あとは出先で何とかするしかないと、とるものとりあえず家を出たのである。


(桜撮影は大変楽しかったので、それはまた別に書こうと思う)


帰って、一件仕事の電話をしているうちに母が帰ってき手料理を始めた。
そして気付いたのである。

なんと、キッチンの電気がつかない。
朝は明るいから気づきもしなかった。

ダイニングキッチンなので、真っ暗というほどではない。
ただ、手元はしっかり暗い。

家にあった非常用のランタンと懐中電灯で明かりを灯しながらだが、なんとも心もとない光である。

そんな日に限ってオイシックスで買った油淋鶏をするものだから、完全に中が生焼けで、二度揚げ三度揚げをしたおかげで油でべたべたの夕ご飯だった。(ちなみに換気扇も止まっていた)

翌朝、トーストが焼けない、浄水器が使えないと、ちまちまと小さな不便を、延長コードを使ってなんとか解決して行ったが、母も疲れたのだろう。その日は店屋物を買ってきた。

私はといえば、もしも有事の際、全戸停電となったときに懐中電灯2つでは全く心もとないと、ニトリに行って乾電池式のテーブルランプを2個買ってきた。どちらもめちゃくちゃ明るかった。大変助かる。

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8370612s/

https://www.nitori-net.jp/ec/product/8371181s/


台風のときに、いざとなったら懐中電灯があるし、なんとかなるだろう。
なんて思っていたが全然なんともならない。
何かあったらと、水もカセットコンロとガスボンベもある程度置いてはいるが、なかなかどうして日ごろがいかに便利で過ごしているかを知らないものである。

2日間キッチンが思い通りにならないだけでこれなんだから、家全部もしくは、避難所に行ったらストレスはいかほどか。想像するのもしんどい。

というわけで、なんとか自宅避難がちゃんとできるようにしておくって大事だ。そして日ごろから21世紀の日本の便利さに感謝せねば。


3月というのは電気屋さんも忙しいらしい。
結局、事件発生から2日後の本日先ほど修理に来てもらって、安全ブレーカー1個が壊れただけだという診断をいただき、交換してもらって事なきをえた。

(ちなみに出張費・点検・部品交換代など、すべて含めて1万円でお釣りがくるぐらいだった)

それにしても、思いがけない家具の移動だなんだで部屋が雑然としたり、パソコン用に使っていた延長コードをキッチンに取られたおかげで仕事にならなかったりと、小さいながら影響がちまちまあった。

なにより、いつもどおりではないことはどうにも疲れるのである。環境が大事とはこういうことも含めて言うのだなと、改めて勉強になった。

それにしてもせっかく見えるところから荷物を減らしたので(とりあえず段ボール箱に入れて移動しただけだが)このままダイニングをミニマム化していきたいものである。


この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?