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M-1グランプリ 敗者復活戦 Aブロック

さぁ、今年もこの季節がやってきました。
これをやると『年末だなぁ』感が一気に押し寄せますね。
お笑い好きの女による完全視聴者目線の感想文です。

華山

お祭りのあるあるネタ
テンションが高くて跳ねてる感は出ていたが、あるあるネタからの脱出までは出来ていなかった感。
もっと凡人がびっくりするくらいの視点のあるあるネタ(あるあるなのかギリギリくらいのやつ)が最後に入っていればよかった。

ぎょうぶ

いやー、ハナクソネタがちょっと最初から無理でした。
あの見た目(ほんと申し訳ないが)でハナクソネタは多分女子票皆無な気がする。
やはりどうしても想像を促してしまうので(調理工程とか)
着眼点は良いのにもったいない…という感じ。
その辺りの視聴者の『嫌悪感』を最後に何らかの形で代弁してくれたりすればまた印象違ったのかな〜…
うーん、多分『生理的に無理』な層が多数いたのが敗因では。



ロングコートダディ

ロングコートダディと男ブラは決勝で見たかったので非常に残念だった。
このネタも『え、いや完璧やん』と思った。
真逆の羅列だけでも笑いだいぶ取ってるのに、
最後全部回収するのほんと毎回素晴らしく綺麗。
でも何というか毎年言ってる気がするけど、そこがM-1の怖さというか、綺麗なネタが落ち着いて見えてしまうというか
テンションでガーッと乗り切る漫才の方がどうしても好まれる傾向にあるんよな〜…
個人的にはとても好きでした。
兎さんのノーウーマン最高やった〜笑



ニッポンの社長

いやー、ケツさんの暴走おもろかった。笑
女性やけど不快とか無くて、やっぱなんというかお笑いだけはそういうの(現代の風潮)からフリーでいて欲しいと願わずにはいられなかった。
というかその風潮に対するものすごいカチコミというか、ケンカ売ってる感がよかった。
まぁでもこのご時世は難しいんかなぁ〜
なんやろ、同じ感じのことでも、こうして『分かりつつネタにしてる』のと、
『ナチュラルにやっちまってる』とでは観る方も全然印象ちゃうねんなーと改めて思った。
今の大御所(さんまとか松ちゃんとか)は、ナチュラルにやっちゃってる時が多々あって
そこには確かに不快を感じる時もあるねんなぁ。
こういうネタは若い人に任せて、大御所は気をつけるってのが1番良い気がする。
それが『次世代に繋ぐ』ってことなのでは。
大御所までそういうの関係なくやっちゃったら、
それこそお笑い界全体が『そういう社会』って見られて、若手はもちろん、女芸人さんとかもすごくやりづらくなる気がする。
…と、話が脱線してしまいましたが、最後のオチの音まできっと計算され尽くされてたんだと思うので素晴らしかったです。笑

20世紀

うーん!シンプルに聞き取りにくい!
勢いはあるけど、肝心のツッコミが何言ってるのかイマイチわからないのがとてもモヤモヤした。
後は、設定だけで押し通す系のネタだとしたら、もうちょっと設定自体を捻るなどしてくれないと
どうしても後半のたたみかけに期待して見てしまう。
面白いヒーローショーとして観れば最高に満点なのだけど…



ママタルト

ママタルトも聞き取りづらめではあったのかなー!
ツッコミの方もだけど、肥満さんも結構聞き取りづらいところがあって
何をしてるのかという判断がコンマ何秒遅れてしまうというか、
ボケもツッコミもバシッとリアルタイムでこちらに伝わらなくて
それがテンポを崩してしまった感…
せっかく面白いネタなのに勿体無い…!
なので、視覚でバチっとハマる『正座でかない⁉️』が1番ウケた気がした。
もっと一つ一つのボケを気持ちゆっくり見せてくれても良いのかもしれない。
連発して数を稼がないといけないくらいのボケでは無いので
もう少しテンポ遅めにしてツッコミの切れ味を上げればもっとバンバンウケる気がする。
ヨネダ2000に寄せていく感じというか。笑

ヘンダーソン

ヘンダーソンはおいもさんのネタのイメージが強いのですが、
チャキチャキの漫才もめちゃくちゃ上手いのね!
すごいなー!手数すごい沢山持ってはるんやなー!と感動しました!
インディアンスやアンタッチャブルのような、
相方がずっと変なことしてるネタだけど、
ほんまなのかネタなのかの境界を曖昧にしててなんかハラハラしました。笑
否応なしに『次何しはるんやろう…!』と本気で思わされるというか。笑
こういうネタって下手したら相方が変すぎて引かれる可能性もある中、
後半からはちゃんとシステマチックになっていってなんか変な安堵があった。笑
the ・大阪!な観客を巻き込む笑いで、やっぱ関西人としてはそういう人たちの方が肩の力抜いて見れるというか、
いい意味でM-1っぽくないネタで良かった。

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