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「そうだ!図書館を始めよう♪」と思うまで

私設図書館を創ろう!と準備を始めました。
なにがどうして、こうなったのか?

病院の待合

6〜7月の間、放射線治療のため、毎日決まった時間に病院に通いました。
放射線治療、最初の方こそ時間がかかったものの、あとは問題なく、スムーズに1日、1日終えていきます。

毎日同じような時間に終わるため、病院の待合のTVは、同じ番組が多いです。
会計待ちの番号が掲示される掲示板の横にあるTVは、Eテレだったか?総合だったか?が映っていました。

毎回、違うナビゲーターが出て、特色のある図書館を訪ねる番組。
私が子どもの頃通った、公民館の中にある図書館のイメージしかない私には、そこに映し出される図書館は、一種、アミューズメントパークの様に見えました。
本棚の間に座って読んでいたり、宿泊ができたり…
こんな図書館に行ってみたい!そう思いました。

note

【抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎】
という病気になり、左眼が、ほとんど見えません。顔の前で動かされる指の本数も見えず、動いてる方向がわかる程度です。

最近になって、研究が進み、再発予防の薬が、いくつか発売されましたが、まだまだ、不明なことが多い病気です。
確率は、15万人に1人と聞きました。
発作がおきて、治療までの間の時間が短いほど、後遺症は、少なく済みます。

「こんな病気があるということを、知ってもらおう」
「書くことで、整理をしよう」
と思い、noteを始めました。
実際、書いてみて、病気は進行形だけども、それも込み込みで、今の私だから、じゃあ、あるもので闘えばいいんじゃない?と思えるようになりました。

私設図書館

うろ覚えなのですが、病院でみた図書館をネットで調べて、noteの記事に行きあたったのだと思われます。
みんなの図書館さんの記事を拝見しました。

図書館は、借りて、読んで、返すのが普通だけど、そこでは、本棚オーナーと借り手の間で、交流が生まれるのです。
人と人の繋がりが希薄な御時世に、とても大切な部分ではないか?
そう思うと、益々、興味がわきました。

雇用されるストレス

視神経炎の翌年、乳がん発覚し、丸2年間治療に専念してきました。
偶然にも、コロナと重なってしまったので、免疫抑制剤を飲んでる身としては、ほぼ引きこもり状態。
病気が病気なために、総合病院に通院していて、先日まで、4科を渡り歩いてました。
そんなわけで、予約日は、マチマチ。
「この日、通院なので休ませて下さい」
なんて気をつかいながら言うことが、ストレスでしかない。
最初は、仕方ないな〜と思っていても、段々、繰り返す度に、苦情も出てくるのは、人の常。

ステロイドで、見た目、丸々して元気そうだし。
目以外には症状がまだ出ていないので、自分の事は、自分で出来るし。
そのうち、サボってるなんて言われかねない。
(被害妄想、強めですかね)
その人の苦しみは、その人にしかわからないと、思っています。
わかろうとするか?しないか?
しないから、悪いとは言ってないですけど、理解がないことは、生きにくい。

そういう事に、心を擦り減らすことが、まっぴらゴメン。
ならば、自分でつくるしかない
私が、私の都合で働ける場所。
来てくれる人に対しては、こちらの都合を押しつけて悪いかもしれません。

求める人と、手を繋ぎたい

「私の乳がんのタイプは、再発しやすいタイプで、ここ2年が要注意なので、こまめに検査していきます」
と先日も、主治医に言われたばかり。
一応、10年という長いスパンで、薬は飲むように言われています。

誰しも、いずれは死ぬわけですけど、こうなると「期限」が常に鼻先で、ブラブラしてる状態です。

病気になる前は、薬剤師をしていました。
日々の仕事の中で、大変、感謝していただける時もあれば、「さっさと渡せ」「医者に話したのに、なんでまだ喋らんといかんか!」と悪態をつかれることも多々。「男尊女卑傾向」も年配の方に根強い…

鼻先で、ブラブラしてるのに、聞く耳を持たない人に割いてる時間が、無駄。
そこを歩みよって、信頼を築くのが理想ではあります。
その時間を、求める人に、確実にお返ししたいのです。
全方位、優しさせで溢れることは、ちょっと出来ないですね。
それもあって、前職に戻ろうとは、思いませんでした。

愚痴しか書いてないような?

なんで図書館はじめるのか?書こうと思ったのに、愚痴もしくは、悪口しか書いていないような気がします。
自分でも、着地地点を見失いました!

何か自分でやってみよう!
と思った時に、偶然、目の前に現れたのが「図書館」だったに、すぎないのかも。

なんとなく、流されてみるのも、いいじゃない
死んだ時「あー、私の人生、楽しかった♪」って言えるような気がします。

2022年春、私設図書館「つむぎ」オープンに向けて準備中です。幅広い年代の方、地域の皆様の交流の場になれたらと思い、図書室に、カフェ、良心市を併設した施設をつくるのが目標です。病気や障害も隔てなく、支えあっていけるようでありたいです。よろしければ、サポートお願い致します。