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ブランディングって何?

ビジネスではブランディングと言う言葉を五万と聞きますがそれって何かわかりますか?
ブランディングとは価値の想像です。

・実利価値
・感性価値
・情緒価値
・共鳴価値

ブランドは主に以上の価値に分けられる。

実利価値
品質・性能・利用用途などから消費者が得られる喜び
感性価値
デザイン・イメージに合ってることから得られる喜び
情緒価値
実態・体験から得られる喜び
共鳴価値
生産者の自己実現・社会実現に感銘、共鳴して得られる喜び

これが全て満たされているのがブランド。
エルメスにしてもシャネルにしても私は全てを満たしていると思う。

ブランディングとは価値の創造でありやり続ける事が使命なのだ。

共鳴価値の重要性

ブランディングについては上記で終わりなので、
ここからは私がこの中で特に重要だと思う共鳴価値について。
アメリカのドラマや政治家、アーティストを見ていると成功までの道筋や
社会貢献を可視化し共鳴価値を生んでる事がわかる。
共鳴価値はとても力が強く他3点があまり良くなくても補う事ができるほどである。
現代ではSNSがその役目を担うことが多い。
企業でもSNSを集客に使っている所は多いが共鳴価値をあげている所が
ブランディングに繋がっている。
これに関して日本のアパレルは弱い。

今までアパレルはファッションというフィルターをかけイメージの打ち出しだけで服が売れていた。
しかし消費者はリアルを求めている。
消費者が知りたい情報はその商品の背景にあるということだ。

一つ参考にできるのが日本でも工場見学が流行った事がある。
消費者が日常では見る事ができない体験ができる事が感銘を生んでいた。

アパレルの生産過程をしっかり伝えているアカウントはほとんどない。
またデザイナーのプライベートや社会的取り組みなどもなくひたすら『インスタ映え』を狙った投稿が多い。

先日ジャスティンビーバーがインスタグラムでLIVEのリハーサルをIGTVに載せていたが、とても感銘を受けた。
自分の活動に誇りを持っていて改めて好きになった。

日本のファッションがとても薄く見えるのはそういった活動の積立を可視化せずに販売をしてるアカウントがとても多いからだ。
価値はお客が決めることで販売員が決めることはできない。
よくインスタLIVE等で商品をひたすら説明しているライブを見るが
全く意味がないと思う。
そこで見せるべきことはその商品の背景であり、お客がそれを買って何が得られるかである。
もちろん消費者もそろそろ気づかないといけない。

付加価値とは有名人やインフルエンサーが着ている事だけではないという事だ。
本当にそのシルエットやディテールに何万円も出せるのか?
それが私は不思議でしょうがない。
なぜそのディテールを使ってるのか?
またそのディテールは何を実現するのかを見る必要がある。

個人がその服で何を実現できる服なのか
それにいくら払えるのかを判断する必要があると思っている。

ファッションの楽しみ方

日本のファッションは世界的にとても評価されている一方、
海外の人間が知っているそれはごく一部のデザイナーズブランドであって市場を取り巻く多くのアパレルは工業製品化され全く価値がなくなっていると思う。
どこを見てもビックロゴにビックシルエット
あれだけ周りと一緒の学生服を着崩して着ていた若者がなんで大人になると
制服を好む。

ファッション=承認欲求ではない。
ファッションの楽しみ方は今回紹介したブランドを知る事をはじめ、デザイナーの自己実現に共感する事など様々だ。

メンズアパレルは最近MBさんと言う方がYouTubeや書籍で論理的に
ファッションの楽しみ方を広める活動をしている。
ユニクロをのサイトに行くと紹介されたアイテムが完売していたりするから凄い影響力だ。
人々に新しいユニクロの価値を伝えている。

それは本来自社でやらないといけない。
自社で広告宣伝を担うのがこれからの時代。
今までと同じやり方で制度や効率をあげても限界があると思う
そんな時は共鳴価値に答えがある気がします。



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