メモ(父が、がんになった)

先月、父親が肺がんの初期段階であることが分かった。

検査をして、なかなか手術しづらい場所にあるからということで、様子を見るという選択をした。
それでも余命5年くらいという話だった。
手術しないならってことで、市外の大きな病院から、市内の病院に移ることになり話を聞いてきたらしい。
すると、このまま放置すると余命1〜2年なのでは、という見解を医者に伝えられたようだ。

1ヶ月でがんが1cmから2cmに大きくなっているというのを先月聞いていたので、ほんとに5年も持つのか?と思ったけど、フラットに分析するとそんなに持たないらしい。

手術にデメリットというかリスクはあるので、確かに様子見の方が寿命が長い可能性もある。
でも、だんだんと弱っていくのに耐えられるのだろうか。
多少リスクがあったとしても、今初期の段階で手術にチャレンジした方がよいのでは、という話を今朝父とした。

妹と一緒に父は住んでいて、妹のことを思うと手術を決断すべきか、そうじゃないのか、悩んでいた、
妹の孫を確実に見るためには、手術しない方がいいのではと話していた。自分の親が余命宣告をされたときは、とても悲しかったことを覚えている、とも言っていた。


話をし終わって、先月がんの話を聞いたときと、全然別の感情が自分の中にあることを感じている。
心に重たいものを感じる。悲しさ、むなしさ、後悔、あせり。

なんとかなるだろう、親孝行はある程度してきた、と思っていたけど、間違っていた。
感情のぶつけどころがなく、noteを書いている。

今自分にできることは、今度病院に一緒に行って、手術をするべきかしないべきか、自分でもしっかり考えること。
そして、家族で過ごす時間を増やすことだと思った。

まずは以前から一緒に行けるといいなと思っていた宿をすぐに予約しようと思う。
少しでも楽しい気持ちを一緒に共有したいし、自分として出来ることをすることで後悔を少なくしたい。

今を生きることの大切さを、身近な人の死が近づくことで、改めて感じることとなった。

いつまでも親はいる訳ではないけど、本当にお世話になったし、その分いろいろ不自由にさせてしまったので、やれることをやりたい。

悲しいなぁ。


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