私にとっての30代を考える
Twitterを離れてからnoteで色々な世代の方の話を読んでいる。自分よりひとまわり下の人、ふたまわり上の人。様々な人生があって学びがある。20代の人の若さが羨ましいし、40代の人の気付きが羨ましいし、50代の人の余裕が羨ましい。
先日誕生日を迎えてもう30代も半ばに差し掛かったのだけれど、30代の心構えって難しい。20代のような若さと勢いはもうなくて、でも壮年のような経験値もまだなくて。若くもないくせに、精神的な幼さがまだ残っている。子育てに追われて、子育てしていない時はとにかくぐちゃぐちゃになった部屋を整えるか、或いはご飯を食べるか休みたくて、1日を生きるので精一杯。
時々、勢いのある20代に嫉妬したり、若者から見下されてないだろうかとビクビクしたりする事がある。時々ではなくいつもかもしれない。けれど、そういう時は自分の同時期を振り返る。愛嬌で年上を手玉に取り、資格を取ってキャリアアップを計画し、業務が終わったら化粧を直してデートに行ったり、ライブの日に有給を使ったり。自分で稼いだお金で堂々と豪華なランチやカフェラテを楽しんだり。でもその時だって毎日生きるのに精一杯で、隣の芝は青くて、自分が追い抜いた先輩を見下す余裕なんて無かった。見下すことがあったとしてもそれは私のキャリアにとって何の意味もない、むしろ害にしかならない感情だから即潰したと記憶している。私は私で堂々としていればいいと、自分に言い聞かせる。
30代、私は吸収の世代だと思っている。10代から20代の頭の回転の速さと体力で乗り切るエネルギーは一旦収まって、今度は経験がものをいう壮年期に入る。私にとって30代とは、その準備期間のはずだ。細胞の分裂周期だって、活発に分裂する時期の間に一旦ストップする準備期間がある。こうやって一旦立ち止まって、目を閉じたり目を凝らしたりしながら、多くの事を学んで次のステップへ進みたい。
※追記メモ
これを書いた直後に偶然クォーターライフクライシスという言葉を聞いた。やはり今の時期は皆低迷する時期なんだなと思い安心するとともに、これを抜け出したらまた面白くなるのかと思うと楽しみ。
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