日記220313

寝坊。のんびりした休日。10時頃、夫が「ぐりとぐら」のカステラ作らないの?と時間を空けてくれたので作り始めた。これがまずかった。もう少しタイムスケジュールを考えて返事をすればよかったと思う。夫は思い立ったら後先考えずにすぐ行動するが、夫の家でのタスクは少ないのでそれでもなんとかなっている。ただ、私がそれをやるとどうなるか。

10時頃からまずネットのレシピを参考に計画書を作り、粉を測ってメレンゲを立て、フライパンで1時間弱焼く。焦げやすいので3分おきにフライパンを冷ます時間を設ける必要がありなかなか手を離せない。結局、12時に昼食のおかずの準備も、ご飯すら炊けていないという状況に陥ってしまった。さらに米櫃がほぼ空の状態で、無洗米を使えばいいものを夫が手近にあった普通の米の袋を開けた。開けて補充してから、これで良かったんだっけ?と私に聞いたのだった。米を研ぐザルなどをお菓子作りに既に使用してしまっていた。

妊娠中で精神状態が不安定な上、タスクの量と時間の圧に弱い私は夫の何も考えない行動に振り回されてばかりだと激昂してしまった。夫をこっ酷く叱りつける。

なんとか早炊きでご飯を炊き、簡単におかずを作った。昼食後、カステラを開けようとしたら夫も息子もまだいらないと言う。夫はカステラは冷やして食べるものだと言い張り、食後の散歩に行くから冷蔵庫に入れておいてと言ったのだった。

ぐりとぐらでは焼きたてのカステラの蓋を開けるところが見開きページで登場する程メインのシーンなのに、ここでも夫のわがままで台無しになった。

結局冷蔵庫で冷やされたカステラは、ベーキングパウダーではなくメレンゲで膨らませた為、萎み固くなっていた。夫はそれを食べて、カステラというよりチーズケーキみたいな食感だねという感想を述べて完璧主義の私を苛つかせた。

とはいえ、このカステラを1番楽しんで欲しかった藍はとても喜んでくれた。フライパンの横に絵本のページを開いておき、蓋を夫に取ってもらって状況を再現した時の喜ぶ姿を動画に収めることもできたので、終わりよければすべてよしという体験になったと思う。

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