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02.食あたりは突然に

日曜日の夜、学生時代のバイトの後輩とお酒を飲んだ。

特段仲が良かったわけではないが、何かあると「話聞いてくださいよ〜」と連絡してくる後輩で、私もなぜか「いいよ」と言ってしまう。
そういう関係の後輩と飲みに行った。

「話聞いてくださいよ〜」の中身は彼氏と別れたという話だった。正直予想していたのでリアクションはめちゃくちゃ薄かったと思う。(ごめん)
中身については割愛するが、まあそういうことってあるよねって内容だった。

1軒目を出ようかというタイミングで「会わせたい人がいるから、いかないです?」と言われ、時間も早かったし行ってみることにした。

そこは、美味しいご飯と店員の活気ある雰囲気が人気の居酒屋だった。ここ自体は何度かきたことがあったが、「会わせたい人がいる」の目的で来たのは当たり前だが初めてだったので、緊張した。

「会わせたい人」とはそこで働く店員さん。
結構忙しかったので、お話ししたりとかはなかったが働いている姿を見て雰囲気はわかった。
他の店員もみんなとても愛嬌があって話していると楽しかった。

そんなこんなで割と盛り上がって飲んでいたら、
隣におじさま2人が来店。
気づいたら一緒にお酒を飲んでいた。
美味しいお酒と、各地の美味しいお店を教えてもらえて非常に楽しかった。

あぁこれで明日も頑張る!いい夜だった!
そう思って帰宅し、お風呂に入り、さぁ寝ようと思った瞬間。

あれ?急に気持ち悪いぞ?
今頃酔いが回った??
と不思議な感覚に陥った。

まぁとりあえず寝るかと思ったら
お腹を襲う激痛。 

尋常じゃない痛みだった。汗が止まらない。
苦しい、、苦しすぎる、、

そりゃ過去1太ったし、どんな形でもいいから痩せたいと願ったさ。
でも流石にキツすぎる「神様すみません。許して本当に。」と思いながら、ちょっと泣いた。
寝付けたのは2時ごろだった。

そして今朝もまだお腹が痛い。昨晩に比べたら随分と楽だが、多分食あたりだ。
会社に休むと連絡し、再び眠った。

昼ごろ起きてみると痛みはすっかりなくなっていた。(お腹は壊したままだが)
昨日の夜泣くほど苦しかった痛みも消えて、まるで何事もなかったように過ぎて行った。

「過ぎてしまえばなにもなかったように静か」
これは好きなバンドの曲名なのだが、本当にそうだなと実感した。

今抱えている漠然とした不安や不満も
多分1週間後には消えていて、びっくりするほど忘れてしまうんだろうなと思う。
だからもう、その不安と対峙するのをやめようと思う。
「ま、過ぎてしまえばなんてことないな」というマインドでしばらく暮らしてみようと思う。
そして、私はもうすぐ仕事を辞める。(たぶん)




けど通り過ぎちゃえばなにもなかったように

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