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青春を見せてくれるからやめられない【エーステACT.2~SUMMER 2022~】


「MANKAI STAGE『A3!』ACT.2 〜SUMMER 2022〜」を観劇しました。

エーステは初演(春夏公演)を映像で観てからずぶずぶにハマってしまって、その次の秋冬公演から現地で観劇するようになった。

今年のエーステは本編が進むので本当に嬉しいし、各組に劇団員が1人増えるストーリーなので楽しみにしてました。

春組も見たけどnoteに記録してなくてごめん。
夏組から残しておく。



克服のSUMMER!

これはゲームのストーリーの第六章のタイトル。
今作のもとになっているストーリーです。

プレッシャーに弱く責任のある役割を任せられると熱が出てしまう兵頭九門くん。
これ凄い分かるな~と思いながらゲームのストーリーは読み進めていた。
毎回ではないけど私も経験があった。
重い仕事、責任のある役割、プレッシャーに押しつぶされそうで熱を出した経験がある。
だから九門くんの気持ちが少しだけ、分かる気がする。

それでも、克服をしたい九門くんは、全然弱くない。
そして、仲間に支えられて克服をした九門くんは、強い。

何よりこの物語で胸が熱くなるのはやっぱり、「仲間」。
一緒に苦しんでくれる、一緒に喜んでくれる、どんな感情も一緒に分かち合ってくれる仲間がいるから、力が出る。
それを全力で私達に見せてくれる、届けれくれるのが、MANKAIカンパニー。
だから、やめられないの!!!!!大好きなんです!!!!!


自分のため、そして、仲間のため

このA3!という物語は、自分の居場所を見つけ、大切にできる仲間を見つけ、そして新しい夢を見つける物語だから、とってもキラキラしている。
そして、カンパニー全員の絆が全ストーリーの鍵になる。

ストーリーの中でも「春組は家族、夏組は友達、秋組は仲間、冬組は運命共同体」というセリフが出てくるんだけど、私このセリフ大好きなんですよね。
それぞれの組の色がこの一言に全て詰まっている。

今作のメインは夏組だけど、夏組ってほんと友達って感じがして見てて楽しい。
そして、私が一番ぐっときて泣いてしまうのは、夏組のストーリーなのです。
なんでここまで胸が熱くなってしまうんだろう、と思うんだけど、やっぱり仲間との「絆」がキラキラしていて、まぶしくて、憧れてしまうからなんだと思う。
もちろん他の組も絆は硬くて厚いんだけど、なんだろう、夏組ってまぶしくて儚いんだ。
だから「一生終わらないで、一生消えないで」って思ってしまう。
だからこんなに心が揺さぶられる。

最初は「自分のため」に入団した団員たちが、どんどん「仲間のため」に考え動くようになる。
そこまで一人一人が変われたのは、確実にこのMANKAIカンパニーだからだと思う。
ほんとみんな最初は不純な動悸ばっかり。監督に惚れたとか、復讐のためとか、食住完備とか、ライバルに負けたくないからとか、本気で演劇がやりたくて入ったの多分咲也くん、天満、丞、紬くんくらいなのでは…?笑
でもそんなみんながここまで変わっていったのは、温かくて、心地のいい、自分の居場所になったからなんだと思う。


あ~~~いいな~~~。
私、A3!見てると毎回「私もカンパニーに入団したい」って思うんですよ。
演劇はできる自信はないけど…観劇は大好きなんだけど…
あの、「仲間」の一員になりたいって心から思うんです。
キラキラしてて憧れちゃう。

九門くんは、自分のプレッシャーによる発熱を、夏組の5人と乗り越えた。
劇中劇の千秋楽では劇中で熱を出して倒れてしまうけど、夏組のみんな、臨機応変な対応してて本当にすごかったなあ。
熱が上がっても無理矢理続けようとする九門くんは本当に強いし、それをどうにかカバーしながら最後まで九門くんを支えた5人も本当に強い。

これまでの第一回公演から第三回公演まで、たくさん泣かされてきた、夏組には。
でもこの第四回公演にもだいぶ泣かされた。
本当にキラキラして情熱持って演劇に取り組むみんながまぶしくて、心から応援したくなる。

自分のために始めたことも、最終的には仲間のために何かを頑張れるようになれたら、いいなあって。
思う。

立川ほんと遠いけど…エーステのためなら二時間半も頑張れる。


エーステは全部信頼できる

演劇作品に信頼って、このコンテンツに普段触れない人なら分かりづらい表現だと思うけど、
演劇作品は、お金を払って劇場に観に行くまで、その払ったお金分の価値を自分が感じられるかどうか分からない、言うなれば一部賭けみたいなところがあると思っている。

だから、信頼できるカンパニーか、信頼できるキャスト陣か、信頼できる脚本家・演出家か、などなど、自分がその作品を見て「見てよかった!!」と思えるものなのかどうかを見極める必要がある。
直感で「見てみたい」と思える作品なのは、自分がその作品のどこか一部に信頼を見出せているから。

そういう点で初演からエーステは、全てにおいて信頼できる作品だった。

たとえばキャスティング。
2.5次元作品は原作があり正解がある。そしてその正解を持っているのは観客である。
だから役者たちは役作りが難しい。
ある程度実績があり、ファンが多い役者や、役作りに定評がある役者だったら、キャスト発表時点で「〇〇さんだったら素敵な〇〇くん(キャラクター)を演じてくれる」と思えるけど、
たとえば無名に近い役者や、自分がお芝居を見たことのない役者だと、その信頼がまだない。

でも、エーステは、エーステで初めて知った役者が比較的多い気がする。
特に今回メインとなっていた兵藤九門くん役の新正俊くんは、存じ上げていなかった役者さんだったけど、とっても可愛くていつも全力な、原作の想像通りの九門くんを演じてくれていた。
新くん、ありがとう!!!!!

エーステはずっと、ファンを裏切らないキャスティングをしてくれている。ちゃんと選んでくれている。
だから、どんな役者さんでもエーステのキャスティングには信頼している。
エーステありがとう!!!!!これからも信頼しています!!!!!


キャスティングだけではなく、演出や音楽、振り付けもエーステは全てがいい。
全部好き!と思えるものばかり。
それはYuさんが作る繊細ででも楽しい音楽と、梅棒さんが作る可愛くてかっこいい振り付けと、亀田さんの演出があるから。
何か一つが欠けてもダメだし、全部揃って私が大好きなエーステとなる。
みんな大好きです。みんな信頼してます。


今作はとにかく、九門くんと莇くんが大優勝で私的には大満足でした。
九門くんも莇くんも、原案そのまんまで本当に素敵でした。
大切に演じてくれてありがとう。


次の秋単独公演が怖い

「怖い」というのは楽しみすぎて待ち遠しいけど、いざ当日になって観劇した時に私は生きているのかわからないから怖い、という意味です。

なんでって、莇くんですよ。
夏単で莇くんみた時に「やば、本物…生きてる…どうしよ…」となったくらいやばかったので次のストーリーを知っているA3!ファンからするともう死んでしまうと思う。

あのビジュアルで、あの声で、あれでDEAD/UNDEADやるんでしょ…?
私生きてる…?


Act.2から各組に一人ずつ仲間が増えていくのとっても嬉しいんだけど、また一人ずつ沼増えるから怖い。

ちなみに今回の九門くん、ゲームでは沼まで行かなかったのにやっぱ3次元になると一気に沼に浸かってしまう。
なんなのあの犬属性弟わんこ。可愛すぎる。


そんなこんなで、次の秋単もとっても楽しみです。


おわりに

夏組第4回公演の「初恋甲子園」、甲子園を目指す野球少年たちの話だけど
九門くん役の新くんは左利きらしく、これのために右手でのピッチングを頑張って練習したらしい。
努力の塊じゃん……だから役者って尊敬しかない。

ちなみに設定でも九門くんは左利きで、劇中劇のために右手でのピッチングを練習した設定になってるので、
リアルでもそのまんまじゃん…ってなって震えた。
もしかして新くんって、九門くんを演じるために生まれたのでは…?
九門くんを演じてくれて本当にありがとう…。

春組のときもあったよ

エーステ、ACT.2から一人一枚ステキなプレゼントを用意してくれました。
なんて粋なプレゼントなの。
エーステ一生愛す。

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