デザインに国境は無かった - 海外の大規模デザインカンファレンスに行ってきました!
はじめまして、まると申します。
普段はDMM.comで、デザイナーとしていろんなサービスの開発、サポートなどを行っています。
今回は会社の支援制度を利用して海外のすごいイベントに参加させてもらったので、ようやく重い腰を上げ、初めてのnote記事としてレポートをまとめることにしました。
さて、そのすごいイベントとは…
世界中のデザイナーが集まる、海外の大規模デザインカンファレンス
「Awwwards Conference in San Francisco」!
Awwwards Conferenceとは?
Awwwardsといえば、「Site of the day」など、世界の優れたWEBデザインを紹介するポータルサイト。
WEB界隈のデザイナーなら、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そのAwwwardsが主催する大規模なデザインカンファレンスが「Awwwards Conference」。
世界各国の街で定期的に開催され、その地域のトップデザイナーが登壇します。
そして今回はサンフランシスコでの開催。
Google、Twitter、Airbnb、LinkedIn、GitHub、Uber、Facebook…見ただけで目眩がするような並びの、シリコンバレー周辺に集中する企業のインハウスデザイナー達が登壇するイベントです。
サンフランシスコ到着!移動は全てアプリで完結
入国手続きで職業を聞かれ、「Webデザイナーです」と答えると
「インハウスデザイナー?どこの会社?どんなことやってるの?」と怒涛のように聞かれ、意識の高さにいきなりビビる。これがシリコンバレーか…。
空港からホテルまでは、Uberで移動。
やっとeatsじゃないUberが使える〜!
空港を出たところにはAPP STOPという、配車アプリ専用の乗り場がいくつもあります。
お陰で初めての場所でも迷う事なく、すんなり利用することができました。
とはいえ全ての移動にUberを使うとお財布的に痛いので、市内の移動はMUNI Mobileを利用。
市民の方々はCripperというチャージ式のプリペイドカードを使う方が多いようですが、旅行者にはカード発行できる所を探すのも一苦労。
アプリだけでチケット購入できるのはかなり有り難いです。
クリエイティブが溢れる会場
さて、カンファレンス当日。会場はPalace of Fine Arts。
サンフランシスコの歴史ある建築物で、観光名所にもなってるところです。
同僚と、「ここカンファレンス会場だよね?合ってるよね?」…と何度も確認しながら、ソワソワしつつ入場。
受付を済ませ、Welcome Packを受け取ります。
隅から隅までかっこいい〜〜
さすがはAwwwards、デザイントレンドをまとめた冊子も入ってます。
キーワードは「人間らしさ」
デザインシステム、ブランディング、コミュニティデザイン、UXリサーチなど…サンフランシスコのトップを走るデザイナー達の取り組みや考えが次々と紹介されました。
今回のカンファレンスを通して頻繁に出てきたのが Personal(個人)、Humanity(人間)、Emotional(感情)、Communication(コミュニケーション)、Relationship(関係性) という言葉。
コーディングやデザイン、接客業すらもAIやロボットに任せられる時代。
では、私たち人間がすべきことはなんでしょうか?
より「人間らしさ」を大切に、人間にしか気づけないこと、人間にしか出来ないことに注力して行くことが求められており、それを実践している…という話が多かったように感じました。
例えばUIにちょっとした挨拶文を入れるなどの「人間らしい」機能、インタラクション。
UXライターと協力しあって、より「人間らしい」促しをもたらすライティング。
そして何よりそのアイデアをよりスムーズに、確実に実現・改善して行けるチームメンバーやユーザーとの関係性構築。
彼らや私たちデザイナーの考えの根幹はどれも「問題を見つけ、解決方法を探り、成功に導く」こと。
そう、大元の考えはみんな一緒なんです。
ただそれを時代や技術、背景の中でどうやってうまく行くようにするか?を考え、そしてどう行動するのか。
その行動に、世界のトップを走るデザイナー達との違いがあるように感じました。
余談:Google、Airbnb社のオフィス見学もして来ました
実は今回のイベント参加は、WHY DESIGN TOKYOで知り合ったGoogleのシニアデザイナー Travisから「これに登壇するよ〜 もし来られそうならGoogle本社も案内するよ!」と連絡をもらったことがきっかけでした。
というわけでカンファレンス終了後、あのGoogle本社にお邪魔してきました!
街のような広さのキャンパス。レストランやカフェが至る所にあり、ランチやコーヒー、お菓子なども全て無料。
道中、アイスでも食べない?と、ソフトクリームマシーンがあるカフェにも案内されたのには驚き。
開放的な敷地内にはベンチが至る所に。
日向ぼっこしながら打ち合わせや作業が出来ますね。最高かよ。
そしてAwwwardsの懇親会で知り合ったAirbnbのリードデザイナー、Hayleyにも駄目元で「オフィス見学させてもらえない?」と聞いてみると、快くOKが!すごいデザイナーは優しさもすごいのか…
そんな訳でGoogle本社の後はAirbnb本社へ。
吹き抜けが気持ちいいエントランス。
元々は駅だった建物をリノベーションして作られたそう。
壁にはユーザーの写真をインテリアやポスターにしたものが至る所に。
いつもユーザーの顔が横にあるから、常に彼らのことを考えてサービスを作れるとのこと。
オフィス訪問も終わり、街を散策しているとAdobe、Pinterestなど至る所にいつもお世話になっているロゴが…。
デザイナーにとっては、もはや聖地巡礼の観光ツアー。
GitHubに至ってはアポも無いのにロビーを案内してくれ、ステッカーまでプレゼントしてくれました。
Thank you soooooo much for taking your time, Travis & Hayley!
まとめ
海外のデザイナーの考えや現場を直に見聞きできたことはもちろんですが、何より国境を超えて世界中のデザイナーと交流できたのが一番の収穫でした。
デザインという共通言語のおかげで、カタコト英語でもすぐに打ち解けられましたし、新しい気づきも得ることが出来ました。
今回の出会いをきっかけに、今後は海外のデザイナーとも広くコミュニケーションを取って、より「人間」らしいデザインを生み出していきたいです。
ちなみに今回のカンファレンスについては、一緒に行った同僚も記事をまとめてくれてるので、こちらも是非チェックしてみてください👇
ここまで長々とお読みいただき、ありがとうございました!
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レポート会やります!
今回のAwwwardsイベントレポート、報告会を開催します!
記事には載せ切れなかった写真やお話などもお伝えできればと思いますので
ご興味のある方は、是非是非遊びにいらしてくださいませ。
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