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【心理学メモ②】表象システムを意識したコミュニケーション

こんばんは!ユコーンです。
先週に引き続き、心理学的な学びをアウトプットします。

今日のテーマは「コミュニケーションスキル」。細分化すると無限にあるものですが、その中の一つに「表象システムを意識する」というものがあります。

まずは少し堅い表現になりますが前提の話をします。

人は外的世界を認識する時、五感を通して情報を取り入れ、整理や意味づけをして内面に体験を再現します。
「表象システム」
そして、人によって優先的に使われる感覚が違うと言われています。
「優先的表象システム」

一般的には視覚・聴覚・感覚(味覚、嗅覚を含む)の3つに分けられると考えられています。

❶視覚
目で情報処理をしている。物事を映像で見ている。視覚的表現をよく使う。話すスピードが早い。
見られ方を意識しているためオシャレ。
未来・結果を見ている。

❷聴覚
文字で情報処理をしている。言葉で判断する。人の話を文字起こししながら聞いている。
ロジックが重要。きっちりとしている。うやむやな説明はダメ。数値化するのが好き。
過去・プロセスを見ている。

❸感覚
感覚的な表現をする。
ロジックではなく、「こう感じた」が重要。
心地良いものが好き。理屈よりも触れ合い。
現在・直感で見ている。


これ、人によって本当に違うんです!
チェックする方法もあるのですが、簡単に比べるだけでもある程度予測ができると思います。
ちなに私は完全に「視覚優位に憧れる感覚優位な人」です(笑)。
自分と同じ表象システムも持つもの同士は会話をしていてキャッチボールのスピード感が一致して心地良いそうです。
同じものを目にした時、どうやってプレゼンするか?という課題を与えたら着目点がまったく違うという実験結果も出ています。


自分がどのタイプかを知ることに加えて、さらに大切なのは「相手はどのタイプだろうか?」と考えることです。

自分が感覚優位だったとしても、聴覚優位の人に「今が良ければいいよね!心地よければ安心するよね!」という話し方をしても刺さらないのです。
もし会話が噛み合わない相手と優先的表象システムが違うのであれば、相手に合わせることでコミュニケーションは格段に取りやすくなるはずです。

「理解してくれない相手が悪い」「なんで伝わらないんだ!」と怒るのではなく、土台となるものが違うのだから、届けられる努力をした方が早いのです。

同じ内容を視覚・聴覚・感覚のどのパターンでも伝えられるようになったら最強ですよね。
日常的に使いこなせたらコミュニケーションの幅が広がるだろうな、と思いワクワクしています。

違いに気づくことが最初のステップ。
練習として試しに使い分けてみるのが次のステップ。
自然と日常会話の中で観察をしながら使えるようになるのがその先のステップ。

私は学ぶことが好きなものの、「すごいなぁ、なるほどなぁ」で終わらせてしまいがちなところが課題です。
表象システムも、当てっこゲームではなくコミュニケーションに活かしていかなければ学びの無駄遣いになってしまいますよね。

会話をする相手がどのタイプなのかと観察しながら、使う言葉を意識的に使い分けてみようと思います。

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