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hirotakai
ダガー家のジンジャー、神のもとに帰る Becoming Free Indeed
元人気大家族番組のパーソナリティ。
今は、先日公開された『シャイニー･ハッピー･ピープル-～ダガー家の秘密～』の暴露も不穏なダガー家のジンジャーが、IBLPとそのリーダー、両親の欺瞞に気づいてイエスとの幸せな関係を見つけるまでを記した回想記。
クリスチャンとして、全包囲のIBLPからどうやって抜け出すことができたのかだけでなく、（うちにはテレビがないので）モーテルに泊まるたび見ていたスキャンダラスな19 Kids and Countingの裏話ももちろん期待して手に取った。
が、おびただしい聖書の脚注がついた想像以上に真面目なドリル本だった。
自分を洗脳からどのように解いていったかがごく具体的に綴られている。
カルト教派の実態に失望して無神論者になる人も多いのに、彼女は、人間が決めたルールではなく聖書の言葉に頼ろうとする牧師の夫の導きでイエスの手の中に戻ることができた幸運な人。
IBLPなどのせいで聖書の教え自体をヤヴァイものとしか思えなくなった人たちに「そうじゃないんだよ」とイエスの愛を訴えたくて書いたというジンジャーに共感した。
それから、昨今明らかになりつつあるジャニーズ教の欺瞞に向き合えず、だんまりを決め込んだり、さらには被害者を攻撃したりしている人たちのことを連想した。
所属タレント、ファン、そして個人的にいちばん気の毒だと思うのは、はからずも、あるいはうっすら知りつつ、息子をプレデターに委ねてしまった親御さんたち。
つらいだろうな。
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