Sakai Takahiro

サイバーエージェント19新卒。19卒内定第1号。2017年内定者バイトの頃から、新規事…

Sakai Takahiro

サイバーエージェント19新卒。19卒内定第1号。2017年内定者バイトの頃から、新規事業室で10以上の事業に携わり、今はグローバルパートナー事業部にて海外ゲームの日本市場のマーケティングを担当。『大人から子供まで熱狂できる場』をつくりたい。

最近の記事

小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑩

第3幕 なぜか第3幕へ 僕は今、大学2年生になった。 本当ならもうとっくにアプリストアに僕の電子書籍をリリースしているはずなのだが、なぜか、またこうして続きを書くことになってしまった。そして、最終的には電子書籍ではなく、紙ベースの書籍になった。何が起こったのか、話せば長くなるが、もう少しだけお付き合い願いたい。 慶應義塾大学入学(4月) 全く関係ない話のようにも思えるが、話はここからはじまる。 2014年4月1日。慶應義塾大学入学式。 大学の入学式は、新1生とその親、

    • 小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑨

      12、大量の酒を得る(10月〜12月) 合格が決まったその日は、知人や先生など、たくさんの人に報告をしていて、いろいろと慌ただしかった。クラスでは一番に大学が決まり、みんなから、おめでとうの言葉をもらった。 僕は今年の4月頃から、受験が終わったその日にすることを決めていた。もちろん、そのときはこんな形で大学受験を終えるなんて思ってもみなかったが、それは、アプリストアに電子書籍がリリースできなくなって以来連絡をとっていなかった、プロデュースしていただいた電子書籍の会社にメール

      • 小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑧

        9、僕の「志望理由・学習計画書」 私は将来、自分の行動や実現したものによって常に人々を驚かせ、喜ばせているだろう。 私は今まで、特別な活動をしてきた。小学4年生から中学3年生のときにはFirst Lego League(FLL)というロボット競技と科学技術プレゼンテーションの世界的な大会にチームで参加し、世界2位になった。高校生になってからはFLLの仲間とプログラミングやイラストレーター等のデザインツールを独学で学び、iPhoneのアプリをつくった。さらに、高校1年生のとき

        • 小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑦

          6、悲劇(2月〜3月) 2月下旬、電子書籍の表紙やタイトルの修正など、プロモーションの仕掛けが終わるのを待っていた。 そして3月3日に、あとキャンペーンページの作成だけという報告を受けた。 あと数日で僕の電子書籍をアプリストアにリリースすることが出来る。 そう思っていた矢先、3月6日に悲劇は起きた。 AppleがiBooksの日本語版に、本格的に力を入れ始めたのだ。 iBooksというのは電子書籍のみのストアで、それをつくることによりアプリストアでの電子書籍のリリースができ

        小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑩

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑥

          3、新たな人を発見!?(12月) 僕の心の中はとても複雑だった。 プログラミング活動がなくなったことにより、毎週末にあったイベントがなくなり、3日に1回は連絡を取り合っていた仲間たちともきっぱりと連絡が途絶えてしまった。また、その影響で電子書籍化のほうも滞っていた。 電子書籍はどうしようか、これから仲間とはどうなってしまうのだろうか、あの活動は自分にとって何だったのかなど、悩まなくてはいけないことがたくさんあった。 2週間後に期末試験が迫っていたため、空白になった日曜日は自

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑥

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑤

          第2幕 プロローグ ― 1年経った今… 僕は今、高校3年生。「大島優子さんに会いたい」という夢を持ってからもう2年が経つ。今はまだ夢は叶っていないが、着実に夢に近づいているということだけは言える。1冊目はちょうど1年前に書いたものの、いろいろな困難があって今までストアに出すことが出来なかった。その1年前に書いた本を読み返すと、文章が幼く、かなり恥ずかしく思う部分もあるが、1年経った今もたぶん文章力はあまり変わっていないので、今回も読みづらいところや、文章的に、ん?と思うと

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー⑤

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー④

          8、新たな挑戦(7月〜10月) 心が折れそうになりかけた頃、急にふとあることが頭に思い浮かんだ。 本を書いてみてはどうだろうか。 僕はSNSを思いついてから、それがだめになるまでにたくさんのことを学んだ。そして、それらは夢のおかげである。夢は自分をとても成長させた。 僕は、このことを全国の人に、特に同い年くらいの中学生、高校生に知ってもらいたいと思った。 僕を含め、最近の子供は夢を持たない人が多い。少なくとも、僕の高校では、まえにそれぞれが自分の夢を発表する機会があって、そ

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー④

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー③

          6、待っていた思いもよらぬ結末(5月) その後、1週間くらい返事がなかったので、僕から、SNSの担当務所から返事はまだきてないのですかというメールをしてみた。 すると、とても短く冷淡な1行きりの内容の返信がきた。 「おそらくなんの可能性もないんだと思います。」 僕は一瞬、何かの冗談だと思った。いままでやってきたことをこの一言で全て否定されたのだ。 メールにはこの言葉しかなかったのだが、僕は納得がいかず、すぐに返信した。 普段の僕だったら、ここでわかりましたと諦めるのだが、今

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー③

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー②

          3、ひたすら考える日々...(12月〜2月) このアイデアもまた、世の中から見れば、実現するのはむずかしい、ましてや高校生がつくるなんてとうてい無理だろうと思われるようなアイデアだ。ペットボトル1本の水をiPodよりも高く売れと言われているようなものである。 しかし、不可能かと言われると、必ずしも不可能ではない。 ここで例に挙げた『ペットボトル1本の水をiPodよりも高く売れ』という難問、普通はペットボトル1本の水は130円、iPodは1万5千円程度である。コンビニで130

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー②

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー①

          目次第1幕 •プロローグ ― 僕は今、高校生! •1、「大島優子に会いたい!」 •2、新しい無謀な挑戦 •3、ひたすら考える日々… •4、次のステージへ、しかし、そう簡単にはいかない •5、やっと会えた •6、待っていた思いもよらぬ結末 •6―2、まだ終わっていない! •7、苦しい毎日 •8、新たな挑戦 •エピローグ ― 絶対に会う •資料 •2013年1月 •大島優子さんへ 第2幕 •プロローグ ― 1年経った今… •1、あとは電子書籍化するだけ、しかし… •2、電子書籍

          小さな高校生の大きな挑戦 ― 大島優子に会いたい!ー①

          入社して新卒1年目で感じた『成果』と『価値』の間にある違和感

          ー 僕が働いている会社は良くも悪くも、年功序列は一切なく、事業成果と組織貢献で評価される会社である。 毎月子会社での表彰があり、Qに事業部での表彰があり、半期に全社での表彰があり、事業成果を出した人、組織貢献をした人が評価されやすい、とても良い組織文化がある。 表彰ではベストルーキー賞、ベストプレイヤー賞、ベストエンジニア賞、MVP賞など、各子会社・事業部ごとにユニークな賞が用意されていて、毎月末にSNSを開くと、『成果』を出した同期や先輩の投稿がずらりと並んでいるのも、

          入社して新卒1年目で感じた『成果』と『価値』の間にある違和感