大量の付箋を構造化するときの10のステップを公開
例えば皆でアイデアを出し合うワークショップ。付箋などを用いて色々な意見やアイデアがでるけどその構造化が難しい。上手く構造化するやり方を教えて欲しいという相談を結構な頻度で頂きます。
10つのステップで説明します
Step.1 「原因と結果」または「今の状態と達成したいゴール」を選ぶ
「原因と結果」または「今の状態と達成したいゴール」という視点に立ち、最も相応しい付箋を2つの選んでつなげます。
あらかじめ原因や結果などが決められている場合は従います。ワークショップではその場合が多いですね。ただし「原因」や「達成したいゴール」など片方だけ設定してある場合も多いのでよく考えること。
今回最も重要なことは「ご飯を食べる」というゴールを達成するとします。(ご飯を食べないというゴールは無し)
Step.2 その2つのポイントを結ぶルート、達成するためのルートを考える
とりあえず付箋の中から1つ選び間に入れます。
Step.3 付け加えていく
図2で付け加えた付箋の前後に来る付箋を選びます。
無ければ、Step.2に戻ってやり直し。
または新たにつくります。
Step.4 複数のルートを考える
「食べる」というゴールにいたるまでのルートを複数考えます。
その時、なるべくシンプルなルートがよいです。
Step.5 「行動」を塊で見て、「決断」という視点を追加します
「行動」を塊で見て、そこにいたるために必要な「決断」の付箋を追加します。
Step.6 決断に必要な判断材料を考える
Step1~6までのポイントはとりあえずシンプルな図でOK。付箋も大量にあまっていてOK。
Step.7 大量の付箋を整理、近しい所に貼っていく
近い内容の付箋同士は1つにまとめる、または捨てることを考えます。
ポイントは付箋を捨てるという強い意思。
どうしても残したい付箋は一旦外に置きます。
Step.8 図7であまった付箋について考える
あまった付箋は基本3つのパターンしかありません
絶対捨てられない特別なもの、こんな考えがあったか!
細か過ぎるから捨てる
意味がよく分からないから捨てる
Step.9 確認する視点
以下の視点で構造化したものを確認していきます。
中間要素で不要なものはないか?
細かすぎるものは無いか?
Step.10 仕上げと違和感の確認
仕上げは、綺麗に整える。
線をなるべくクロスさせない
図が均等に並んでいる
フォントのサイズが揃っている
綺麗に整えると、気持ち悪い部分が見えていきます。
その部分を再考して完成。
miroやLibeLi-io使うと早いよ。
アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。