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「任せる」という事

和田洋一さんのFacebookの書き込みが非常に示唆に富んでいたのでメモとしてnoteに残しておきます。

和田洋一さん「任せる」という事

大企業の中枢を経験し、ベンチャーから大企業入り口まで会社を経営し、現在ベンチャー中心に活動している経験から、この単語が使われる背景が全く違う事がよく理解できます。

大企業では仕組みが機能しています。つまり、通常運転では人材の代替が可能となっています。
従って、組織の長になった者のほとんどが、自らの存在感を示すために、部下でもできる仕事を奪います。
これに対する戒めが「部下に任せろ」ですね。

他方、ベンチャーには仕組みが出来ていません。なんでもかんでも自分でやらなければ1ミリも進みません。
諸先輩の「部下に任せろ」は未経験者の間違ったアドバイスです。
任せないと大きくなれない、というのは、論理が逆立ちしている。ちゃんとしなければ、大きくなれないのです。

正しくは・・
大企業においては、「部下に任せろ。お前は仕事を作れ」ですし、ベンチャーにおいては、「人材を育てろ。育つまでは全部自分でやれ」ですね。

ついでに、経営者としては、「いくらなんでもこれくらいできるだろ!」と苛立って「任せる」事があります。
私もこの病に2000年代後半に罹りました。
まぁ、麻疹ですから大概の人は罹ると思いますが、致命傷になる前に改めることです。

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Photo by Timon Studler on Unsplash

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