プロジェクトデザイナーの役割その2「60点でつくる」
プロジェクトデザイナーを3年ほど前から名乗っています。そしてこの職種、プロジェクトには欠かせない職種になると信じています。そして私の企みは「プロジェクトデザイナー」という職種を定義し、様々なところで活躍できる場を増やしていきたい。(ついでにCTOとかUXデザイナーとかの職種と肩を並べる位の認知度にしてみたい。)
まずは1年ほど前に書いたnote
プロジェクトデザイナーの役割その1「2つのデザイン領域を同時に扱う」
プロジェクトデザイナーの役割は「プロジェクトの初期段階において、経営と現場の"様々なズレ"をなくすために、2つのデザイン側面(設計のDESIGN、意匠のdesign)から整理した絵を描くこと」。
さて、本日のnoteは、この1年でアップデート、新たに加わった役割となります。
60点でつくる
プロジェクトデザイナーの役割は「プロジェクトの初期段階において、経営と現場の"様々なズレ"をなくすために、2つのデザイン側面(設計のDESIGN、意匠のdesign)から整理した絵を描くこと」。
そして「整理した絵を「60点」で描くこと」を大事にしている。
「60点」の意味は3つ
60点とは成績でいえば「可」(私の時代では50点以上が「可」でしたが)
つまり最低点だけど、なんとか合格の絵を描くということ。
例えば、図解なら「外に出せるレベルでの60点」コピーも「外に出せるレベルでの60点」で作成。よくやる方法としては「wix」「strikingly」「jimdo」あたりでプロジェクトのランディングページをつくってしまう。デザインが凡庸だったり派手な部分はないけど、まぁリリースしてもいいか。なレベル感。
とにかく「60点 / 可」のレベルまで仕上げる。
60点とは「100点ではない」つまりまだまだ改善の部分が残っていること。プロジェクトに関与できる余地が十二分に残すと言うこと。
90点以上のデザインは「諸刃の剣」で、最悪は思考停止する人が出てくること。100点だと、完全に思考停止になる。100点=つくる物確定!って事だからね。
「60点のデザイン」は半日でつくる
「70点のデザイン」は2日でつくる
「80点のデザイン」は1週間でつくる
こういう感覚が大事かなと。
現役のデザイナーに対抗しようとは思わないけど、私も過去デザイナーを職業として働いていた時代もあったので、素人の60点ではなく、プロの60点という意味で言っています。(5年間デザイン専門学校で非常勤講師もしていました。)
ちなみにプロは60点では外には出さない(出せない)ので、60点でも出せちゃう「感覚」も大事にしています。分かってやっているって事です。
ちなみに「「60点のデザイン」は半日でつくる」はあくまでデザイン作業の話。前提条件をヒアリングしたり、要件を整理したりする時間を含めての話ではないのです。(念のため)
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アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。