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標準化とは何か? - PMO業務を整理するその3

プロジェクトワークにおける標準化とは何か?
簡単に言うと、プロジェクト環境・ルールの策定・改善および標準化をする役割、職務は「PMOエキスパート」と言われている。

標準化した方がよいものは例えば、ステークスホルダー対応(報告書)、スケジュール管理、進捗管理、品質管理、コミュニケーション、コスト、リスク管理、会議設計、サイト更新フロー、顧客管理、提案書のフォーマット(pptのテンプレートなども)、要求定義策定、分析フローなど

ところで何で標準化するんだっけ?

それは標準化することで、
・抜け漏れをなくす
・効率的に作業ができる、時間を短縮できる
・属人的な部分に頼ることなく一定の品質が維持できる

例えば、スタートアップは最初は1個のプロジェクト、社長自らPMをやり推進して成功した。やがてプロジェクトは5個、10個、100個と増えていく。当然社長の時間も1日は24時間しかなく、1週間は7日しかない。時間という制限の中では対応できるプロジェクトは限られるのだ。

だからスタートアップが大きく成長するタイミングでは標準化を進めないといけない。標準化は避けては通れない。でないと成長が難しくなる。社長も倒れる。

ところで何で標準化するんだっけ?

標準化することで次のステージへ行く体制を整えるってこと

コストの視点でみればこう

標準化することで少ない人数でプロジェクトを回せるようにするってこと


標準化する事ができる人は希少

私の経験なんですが、これできる人って相当優秀、でも組織ではあんまり注目されない気がする。脚光を浴びるプロジェクトマネージャーでもなく、雑務を粛々とこなすアドミン的な仕事、つまりやっている物量が可視化されるわけでもなく、「標準化する人」はひたすら業務を整理する。しかも業務を整理するときって結構抵抗があるからね。


さて、本日言いたいのは「標準化する人、標準化できる人」が運良く御社にいたら、大事にしてあげて下さいね。ってこと。希少な人材で社内コンサルみたいやもの。外のコンサルに頼むと高いよ。


アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。