見出し画像

進展型小細胞肺がんの進攻・その3

というわけで、当初予定の11月28日から一週間前倒して、11月22日(金)に、T医大に結果を聞きに。

前回『進展型小細胞肺がんの進攻・その2』
https://note.com/memo8/n/n9a9f910bf0a1

・小細胞肺がん、ステージ3c。
・肺内とリンパには転移があるが、それ以外にはない(のでステージ3)。
・場所/箇所的に、外科手術/放射線治療は無理。
・従って、治療方法は抗がん剤投与のみ。
・抗がん剤は、お高いデス(新薬のテセントリクが)。
・25日~27日のどこかで入院(一週間)してもらって、1回目の投与しましょう。

と、担当トップ(3人体制)となったT先生の説明を受けた。

悲しい事に、へたすりゃ早々に死ぬのかという気持ちより、クソ高い抗がん剤代どうすんだ、払えないなら払えないが、それも超カッコわりーという気持ちがまず先に。そもそも、抗がん剤、高いから払えないので、やらないで死にますってな人は、どのくらいいるんだろとか。

自分は国保である為、三割負担、そうすると一回抗がん剤入れるたびに、入院費用も含めて、30万台後半の出費になる(自宅に帰ってから、諸々慌てて検索しまくり、大体の額を把握した)。国保の場合、払う医療費の上限を設定し、ある金額から上は払わないでいいという高額医療対応の制度があるらしいんだが、色々役所手続き必要で、今更どうすりゃいいんだか……。

抗がん剤投与は、ツキイチで4回(約四ヶ月)、当然その間は働けない。理解のある会社勤務なら、働けない事はない筈だが、自分は月幾らで工数契約してる立場、さすがに毎月1週間、抗がん剤治療で休みますが、契約継続してくださいとは言えない、というのが常識的判断。つまり、4ヶ月で150万前後の医療費+アルファな生活費が必要になるわけだ。

色々困った。いい歳して、ろくろく貯金もないまま、荒れた生活を続けていた自分が悪い。ここ数年、百万超える貯金が出来れば、それを使い切るまで働かず、自宅籠ってアンタ一体毎日何やってるの生活を送ってきた自分が悪い。

いっそ、とっとと自殺でもするか。これ一番最初に考えた事。思わずそう考えてしまうような、自分の死生観由来の理由も色々あって、そこそこ面白い話になると思うから、こんな文章を書いているわけだが、詳細やら何やらは、もう少し先に。

格差社会を象徴するかのような高級病院化してて、大部屋はいつも空きがないT医大、高い一人部屋(一泊4万近く大部屋より高い)しか空いてないなら、死んでもいいから入院しませんくらいの事を言ったんだが、先生指定の最終日の27日まで大部屋空きが出ず、何と27日は、差額頂きませんから一人部屋入ってくださいと、粘り勝ちみたいなラッキー入院生活が始まるのであった。

次回『進展型小細胞肺がんの進攻/免疫チェックポイント阻害薬の夜明け』
https://note.com/memo8/n/n0b533f39b56e


サポートよろしく!