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課題山盛りでつらい問題を考える

仕事の課題が山盛りで、しかも時間もなくて…という状態が長く続いている。こういう状態だと、どこか鬱屈とした気分が脳内を覆うようになる。

ぼくはどちらかといえば、成長志向なほうだし、成長志向の職場で働いている。それでも、成長に向き合い、課題に向き合い続けるのはしんどいことだ。

この気持ちはどういう認識から生まれるか、考えてみた。

ぼくはどこか「課題がなくなる日」が来るんじゃないかと思いこんでいたのではないだろうか。

この仕事の課題から解放され、なににも悩まなくてよくなる日。その日を夢見て、日々どうにか邁進しようとする。このまま課題解決を粘り強くやれば、ひとつひとつ課題をクリアーできて、課題のない時が訪れる。

「課題が山盛りでつらい」はその前提認識から生まれている気がする。しかし、それは大いなる間違いなのではないだろうか。

課題は、なくならないのだ。ひとつの課題が解決できたとて、また別の課題が見つかる。完全になくなってそれ以上なにも思い悩む必要はないときなんて訪れない。

特に、成長を志向する人であり続ければ、成長を志向する企業で働き続ければ、課題がなくなる日はきっと来ない。なぜなら、課題とは目標と現状のギャップをクリアーするための打点のようなものだからだ。目標が永遠に高くなれば、ギャップは埋めてもまた広がりを見せる。

だから、課題まみれの人生を生きていく覚悟、諦めに似た向き合い方が必要なのだ。

きっと、少なくとも成長志向のひとは、死ぬまで成長志向だ。なぜなら成長志向である自分のことを誇りに思うし、少しでもできないことができるようになることで学習欲が満たされ、いくばくかの達成感を感じられる。他者への競争心だってあるし、諌めることは難しい。

だったらこのまま鬱屈とした気分で生きていくのがいいってこと?そんなことはない。

日々の小さな成長実感、社会貢献実感に目を向けて歩いていけばいい。今日1日をしっかり生き抜いた、その実感さえあれば課題が一生なくならなくても、実感を持って生きていける。

1日1日を丁寧に振り返り、生きていく。このハードなキャリアを生き抜くには、そういう心構えが必要なのだ。


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