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開発日記その2:MetaPeaceを作ろうと思ったきっかけ

弊社で開発中の複合型プラットフォーム「MetaPeace」の開発日記をnoteマガジンにまとめています。ご興味を持ってくださる方はフォローをお願いします☺️

現在わたしは、「あたらしい世界をより快適に」をテーマに、MetaPeaceというサービスを作っている。今回は、なぜMetaPeaceを作ろうと思ったのか、そのきっかけについて書いていきたいと思う。

自分がSNSでつらい思いをしたから

第一に私はツイ廃(Xって呼んだ方がいい?)だ。メインで使用しているアカウントのほか、3つのアカウントを使い分け、暇さえあればツイッターを眺めている。

メインのアカウントのフォロワーは2023年7月時点で5000人ほど。特別多くもないが、基本的に私と同じ趣味を持つ人たちがフォローしてくれているので、彼らの共感を得られるとツイートはどんどん拡散されていく。

そして肌感覚として、ネガティブなツイートや、異議を唱えるようなツイートは拡散されやすい傾向にあると思う。同じ不満を持っている人が多いからだ。そうなると何が起こるか。私の意見に反対する人たちが私を攻撃してくるのだ。もちろん反対意見は全然ありだと思うし、SNSはそう言うところだと思う。だけど、「お前の親を◯す」とか「◯ね」とか言われると流石に傷つく。そんな言葉を言ってくるアカウントに限って、プロフィール写真にお子さんの写真が使われていたり、明るそうな学生さんだったりして、彼らの精神状態は大丈夫かと不安になってしまう。

人がつらい思いをするのを見たくないから

大きい理由はこっちだと思う。そもそも私は有名人でも何でもないので、上記のような発言を浴びせられることは稀だ。加えて、そこまで落ち込む性格でもない。

でも、そう言う発言を見るたびに、100歩譲って私にはいいけど他の人には言わないでねと思うし、そういう発言をしている人を見ると、自分が他人に与える影響を軽視しているなと思ってしまう。

以前、とある海外の芸能人が誹謗中傷を苦にして自死してしまう出来事があった。生前、彼女はSNSの投稿やライブ配信をする度に、不特定多数の人からひどいコメントを書き込まれていた。結果、彼女は亡くなり、ファンだった人や、それ以外の人たちから「気づいてあげられなくてごめんね」「大好きだよ」と言った声が相次いだ。生前にかけるべきだったその言葉は、本人はもう届かない。

誹謗中傷をしていた人たちは、自分のアカウントや投稿を削除した。本人たちを問い詰めたらこう言うだろう。「まさか死ぬとは思わなかった」と。

この一連の流れ(誹謗中傷→最悪の結果→証拠隠滅)は国内外を問わず、頻繁に起こっている。私だって誰かを傷つけたことがないとは言えない。

だけど、デジタルと現実の境目があいまいになりつつある今だからこそ、私たちはオンライン上で発する「言葉の重み」について今一度考えるべきだと思うし、小さいうちから「教育」という形でその事を伝えていくべきだと思う。

オンライン世界にも病院や立法機関が必要

オンラインの世界に現実と同じくらいの比重を置いている人は今や少なくないだろう。と同時に、誹謗中傷や詐欺、技術の発展が引き起こす環境問題など、物理的な世界に存在するのと同じ社会問題が、オンラインの世界にも存在するようになった。
物理的な世界に弁護士やメンタル・カウンセラー、活動家がいるように、ネットの世界にも同様の役割を担う存在がいるべきだと考える。MetaPeaceでは、こうした専門家と悩んでいる人たちをつなげるような、そんな役割も担えたらなと思っている。

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