保育おぼえがき

 今回は、全くの覚え書きですが、自分の手帳に書いてひとりで見返すのではなく、noteに書いちゃおうと思います。 今、私は、幼稚園でのパートの仕事と、自分で企画した「幼児向けロボットプログラミング」教室を、細々と立ち上げてはじめています。

 その中で、今までになかった発想が出て来ました。「問題児」といわれる子どもに対してのアプローチを、プログラミング的に考えてみたらどうだろう?という発想です。

 「10代からのプログラミング教室(矢沢久雄 著)」の中に、「コンピューターに出来ることは、入力・記憶・演算・出力・制御の5つ」とあります。これを保育にあてはめたらどうだろう?という思いつきです。 たとえば、「すぐ、友だちをたたいてしまう」子がいた場合、保育者は、「たたいちゃだめ」「自分がたたかれたら、痛いでしょう」「あの子は、乱暴だからいつもたたくのよね。」と、いろいろな言葉で、注意しますが、その子が「なぜ、たたくのか」を、この5つにあてはめてみたら、どうかな?と思ったのです。

 入力がたりない?「たたかれたことがない」「たたくと、痛いということを知らない」「たたいてしまうと、相手が怪我をする可能性があると知らない」経験がたりない。のか。記憶がたりない?その場では、理解するし、怒られていやだな、と思ってもすぐ忘れてしまうのか。演算がたりない?Aちゃんをたたいたら、怒られた。じゃあ、Bちゃんもたたいちゃだめ。手じゃなくて、足でキックするのも、同様のことだから、だめ、というふうに、考える力がたりないのか。出力がたりない?何か大きな理由(たとえば、相手が自分のことをたたいてくるのに我慢しきれなくなって、やりかえした)で、したのだけれど、それを言葉で説明できないのか。制御がたりない?すべてわかっているけれど、自分がおさえきれなくなるのか?

 理由によって、保育者のアプローチをかえると、スムースにいくのでは?子どもも保育者も負担が少なくなるのでは?と思ったのです。

 保育学や心理学の分野で、このような分析をしている、先生、本などご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、教えていただきたいです。今回は、自分の「思い」ではなくて、全くの「覚え書き」でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?