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マックイーン:モードの反逆児の感想 及び 触発されて過去のぼやき

そういえばまだ見てなかったなと。
イカの塩辛をつまみながら見ました。
メメ森です。
中学生の頃の社会科の教師がイギリスの事を頑なにグレートブリテン及び北アイルランド連合王国と呼ぶ人だったな。
それはさておき映画の感想やらなんやら。

端的に言うと泳ぎ方を覚える前に潜水して海の綺麗さに吸い込まれて深さに溺れてしまった人だなと思いました。
ピュアさがあり続けないと反骨精神は持ち続けられないというか。

大人になると水の中に入った時の呼吸の仕方なりなんなりを覚えてしまうから。
水に浮く時の体の力の抜き方を覚えてしまうから。
実際は泳げたのでしょうけれどね。
陸で溺れちゃったんだなあみたいな。
かなしいね。

ハイランド・レイプはステージとモデルのウォーク、全部ひっくるめてきちんとエンターテイメントのショーだという印象でした。
マックイーンさんの性格なら、女性を侮辱しているっていうならたとえモデルだとしても手を地につけさせそうだしな。知らんけど。

家にあるウイスキーでスカイ島繋がりでなんかあるかなと思ったら小さい旧ラベルのタリスカーしかありませんでした。
まあそもそもそんな無いもんな。

「結局人は別々なんだ」というところでなんともいえない苦しさをずっと抱えて生きてきたのでその一言を聞いたところでクソデカ感情がこんにちはしかけました。

まあでも今は冒頭に出てきた彼の言葉では無い「ノックをすれば、あとは向こうが決める」の方が今は「そうなんだよね。だから細かいことまでこっちが考えてやる義理もねえんだよな」という意味で賛同できるし、そちらを旨としているところがあるので私はちゃんと大人になってしまったんだなあとぼんやり思ったのでした。
イカの塩辛なんかつまみながら観てたし。
ピュアとは〜〜。


専門学生の頃のクリスマスツリーのオーナメントを見てはこれは頭につけたらかわいいよなみたいな感覚で大量のファスナーが髪みたいになるようなヘッドドレスを作ってたり、写真撮影した後に普段授業に来なかったのに、ショーをやるって時だけ出てきた子たちに一体足りないから使わせてくれと言われて、私のはヘドレは作っただけであとは手持ちのアイテムでスタイリングしただけだしなんか色々思うことがあって目の前でバラして捨てて「今捨てちゃったから貸せない」ってやったり、小さいトルソー使ってドレスのトワルを組むのにワイはクソ長いトレーンつけたいんだが〜ってごねて一人だけ長いトレーンつけてたり、シーチングの裂けた感じが好きで勝手に小さくて長いランダムのフリルを量産してたり、キャバクラで働いてイラストを描いてみたいに生活してたり、ランダムなフリルって死んだ腸みたいだなと思ってなんかそういうの腹らへんから垂れてるみたいなイラスト描いてた今より若いあの頃にこの映画がなくてよかったです。
シュヴァンクマイエルが好きだったけど。
(わかりやすいといえばわかりやすい)

生きてる腸は云々てコメントつけられたけど趣旨が違うし生きてるか死んでるか人間かなんてキャプションもつけてなかったけどな。別に受け取る側の勝手だけど。
(受け取るかどうかは別として他人の感想を選ぶ
行為は嫌いなので、だってそれは他人の価値観を否定して自分の価値観を示すようなものだもの)

全然関係ないけど「ロックわかんないNANAしかしらないみたいな感じ」にも関わらず卒展のショーのテーマをロックにした彼女達になんか教えてって聞かれ(ギャルの多いなんかそういう専門学校だったし仕方ない)適当にマリリンマンソンって言ったら彼女たちが近くのTSUTAYAで借りてきた非公式のマンソンのメディアの映像が何の参考にもならないどころか、スパンキングだかウイッピングのシーンがあったりして20歳になっているとはいえ真っ昼間から教育の場で流すものではない感じであれはヤッチマッタな。

更に遡ると中学生だか高校1年生の頃だかに両親がいる中、リビングで洗濯を畳んでいる時に流していたCDがスメルズライクチルドレンで8曲目のファックフランキーが流れたのもヤッチマッタですね。(喘ぎ声みたいな感じで○ァックて言い続けてるだけの一曲)

お読み頂きありがとうございました。
またお付き合いいただけますと幸いです。

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