深海

「もうこれ以上無理！」とチャットで投下した。

会社に行った。
上司と話した。

実は投下する前から、上司たちに少しずつ種を蒔いてはいた。
ちゃんと目標に対して爆発させたかったのに
投げる前に途中で暴発した手榴弾みたいだ。

日によって眠れる日、眠れない日に差がある、メンタル不調を感じているけど、お薬を飲む気にはなれず、臨床心理士さんのところに月1でカウンセリングに通っていることを伝えた。
集中しづらい、頭が働きづらいことも。

「仕事が多くてしんどい」とは言ってたけど、
身体的な負荷は言っていなかった。

前置きとして「厳しいことは言うけど」と言われた。結論から言うと「出してる給料に対して、もう少し成果出せ、働いてほしい。」
とのことだった。
私はうちの会社全体で見たら、まだまともな労働時間らしい…。

私の会社は等級によって給料が決まる。
私の等級に同じくらいのところにいる、他の部署の方たちの名前を出された。「あの部署のあの人と一緒かー」思ったより評価は低くなかった。

求められることとやれること、興味があることが一致すればラッキーだけど、会社だから一致しない場合もある。

その上で
①求められることに対して自分の出来ることをどんどん増やして応える
②私のできる範囲はこれと区切って、他の人とうまく兼ね合いをとって働いていくか

「今すぐ決めなくていいけど、どちらのパターンで働きたいか」と言われた。
私は自分の仕事をとにかく軽くしたいので、②と言った。

あと「産業医を使ってみてもいいのでは？」と提案された。経営とうちの部署と話が共有できるからと。

でも、気づいたのだ。
話してみて1番釈然としなかったことが。

一部の人しか業務フローがわかってないことをあげ「新しく入った方を中心に、説明して、改善案を話す時間があればいいのでは？」と提案したが「それはこっちでやるので。」と遮られ、「周りの人じゃなくて、自分が辛いと思ってることを具体的に。」と言われた。

私は自分がどう辛いかは全く分析できてなかった。「初めてシステム案件をやるので慣れない＆時間がかかる、その上普段の細々した業務が一つ一つは大変じゃないけど塵は積もればで溜まってきている」旨を伝えた。

私がおかしいのだろうか？
ヒステリック気味になって、人の一挙手一頭足が目に入る傾向はある。「私が辛いのは周りのせいだ」という自分の内面の甘えもあると思う。

でも、人のキャパオーバーに起因することが、環境や周囲の人間であるという発想がどうやらなさそうだ。
それか、まとめる立場の自分の不甲斐なさを見たくないので、見ざる言わざる聞かざるだろうか。

機械と働いてるのだろうか。私は。

周りが助け舟を出してくれているのは分かるけど、私が動いて指示を出さないと回っていかない＆案件が進まない仕事は、多分しばらくはこのままの量だろう。

上はいいよ、下がまとめたものを見て判断すればOKなんだから。
こっちは、なるべく手間にならないように上に対してまとめて、新しい方に対しても考えてなるべく分かりやすく指示してさ。
上も下も２つの方向に対して、やることがあるんだよ。

ただ要求を伝えられて、返答はこちらに委ねられる割に、提案は遮られる。
対応としては上は正しいのかもしれないし、
私も自分の症状話す前に、周りのことや改善案から話したのは失敗したと思った。
罵声や傷をつけてくるもっと危ない組織もあるのだろう。

でも、私は今日、釈然としなかった。
こちらに委ねる割に、うちの部署そのものは改善していく気はないと言われているようだった。
若い世代や、貢献してくれた人が辞める理由が分かった。

深くて音がない深海で、漂っているようだ。
考えても仕方ないので、お風呂に入ろう。

ここで出来ることは、自分のやれる範囲で不快→快にすることくらいだろう。
まずは、机の周り綺麗にするところからかな。

今年度終わるまで持つだろうか。