見出し画像

宿題はいるか?いらないか?

小学校から出される毎日の宿題って本当に必要なんでしょうか。我が家は共働きのため学童で宿題をしてくるのですが、たまにお父さんお母さんに確認してもらいましょうの宿題や、パソコンを使って調べましょうの宿題があるときには、学童でできないので家ですることになります。

でも、なかなかそんな時間って取れないんです。家にいる時間は宿題に時間を取られるより、家族で話をしたり、リラックスして好きなことをしたり。それに晩御飯を食べて歯磨きをしてお風呂に入って、それだけでもやることがたくさんあります。そんな中に学校の宿題があるのは正直すごく負担だなと感じます。

宿題はなんのためにあるのかを考えてみます。
小学校の先生をしている友達にも話を聞きましたが、一つは知識の定着ですよね。学校で習ったことを反復練習することで確実なものにする。そのために宿題をします。
二つ目は家庭学習による格差を減らすこともあるようです。宿題を出すことによって、家庭学習ができない、もしくはしない子達が、他の家庭学習をしている子達と学力差がつきすぎないように出しているらしいのです。
三つ目は習慣の定着です。毎日何か課題をする習慣を身につけていくために宿題を出している。そんな話を聞きました。またそれによってコツコツ努力する力も身につけられるそうです。

一つ目の知識の定着は確かにその通りですね。学校で習ったことを繰り返し反復練習することで身につけていくのは大切なことだと思います。ただ、正直全員が必要なことでしょうか。
既に知っている子がわざわざ反復練習してもあまり意味がないように思います。また、反復練習が苦手でそれによってその課題自体を、さらにはその教科を嫌いになっていくこともあるでしょう。
均一に同じ反復練習をすることの意味はあまり感じられません。

二つ目は家庭学習の格差の問題です。貧富の問題にもなると思いますが、確かに塾や家庭教師、通信教育をしている家庭とそうでない家庭では学習のスピードも深度も差が出てくると思います。だから、宿題で家庭学習の機会を作ることで、少しでもその差を減らしたいという気持ちはわからなくはありません。
しかしそれを均一に出してしまうと結局変わらなくないでしょうか。むしろ得意な子はどんどんやるけれど、苦手な子はどんどん苦手になってより学習の差が広がってしまう、そんな気がします。
こういった学習の差は家庭学習よりも学校での取り組みで、例えば放課後に時間をとって個別にみるとか、そんな形で埋めていってもらいたいですね。

三つ目は習慣を身につけるためです。これは正直宿題でする必要のあることなのか疑問です。というよりも、宿題をすることで「毎日何か課題をする」という習慣は身につくのでしょうか。もちろん、「毎日宿題をする」という習慣が身につく子供はいるでしょう。ただそれが般化してコツコツ何かができるようになる、とはとても思えません。コツコツ継続してできるようになるためには、それ相応のの強化子も必要です。

色々と考えてきましたが、やっぱり宿題が全員に均等に必要だとは思えないのです。もちろんやりたい子供、出してほしい親もいると思います。だから、そんな子供達のためには宿題を出して、そうでなければ宿題をしなくてもいいよってしてほしいです。それだけでも子供のプレッシャーが違いますし、親も負担が違います。
宿題をどうするかについてもっと検討してもらいたいなと思いました。

自分にできることが何かを模索しながら、とりあえずできること、発信できることから始めようと思います。少しでもリアクション頂ければ励みになりますので、よろしくお願いいたします。