図書館タイムカプセル
タイムカプセルを埋めるなんて令和ではやってなさそうだが、私が子供の頃は学校の課題として20歳になった自分への手紙を書けと言われて、それをクラス全員分回収し、土に還らない缶か何かに入れてグランドに埋め20歳になったら掘り返して読もうぜ!と言うタイムカプセルなる代物があった。
小学校、中学校とこのイベントが発生し埋めた記憶はあるが、四十路になった今も掘り出していないのであの日の私が何を書いたかは覚えていないし、もしかして私以外の全員で20歳の時掘り出したのかもしれないが、だったら一声かけてくれよなである。
さてタイムカプセルに話を戻そう。大人になってから、私が小学生の頃、小学校の図書館で読んだ本を再読したいと思っていた。
今、10歳の私が読んだ本と同じ本を読んだら何を感じるだろう?と思っていた。
だが、流石にタイトルが思い出せない。出来たばかりの小学校だったから図書館にある本もそんなに古くなってないだろうって推測と、大凡の内容と、表紙のデザインが朧気に記憶にあったので必死に探して探して最近やっと見つけた。
見つけた瞬間は声が出た。その本をやっと借りて読んだら、面白くて10歳の私のセンス嫌いじゃないよ。みたいな己に対しての上から目線で思った。
図書館タイムカプセル悪くない。