世界の為の全ての少女を死ぬ気でクリアしたから感想と解説を書く
「世界の為の全ての少女」というゲームをクリアしました。
個人的にかなり難しいゲームで、クリア自体は2週間経ったころにできましたが特定の条件で見れるシンエンドを見るまでに1ヶ月かかりました。
クリアまでかなり苦労はしましたが、シンエンドに到達してみると達成感で満ちていて楽しかったです。ただ結構システムが難しいゲームだったので今回は解説を交えつつ感想を書いていきたいと思います。
世界観
近未来の終末世界が舞台。
もはや新生児が一人も生まれないくらい人類が衰退していて、重い鉛色の雲が空を覆っていて光も通さない世界。
そんな世界で人類は宇宙の生物にSOSを送るべく一人の少女を救世主にしたてあげようと企てます。
1人の少女のためにひとつの町を作り、少女のために全盛期の時代を演出します。少女は人類が破滅に向かっているなんて微塵も思っていないまま過ごし、管理官である主人公から教育を受けて成長します。
すべては人類を救う救世主に育てるために。
目的
ジャンルはローグライク×育成です。
ランダムで手に入る人材を駆使して少女を育てて1年の最後に受けるアビゲイルテストに受かることが目的になります。
このアビゲイルテストに受からないと特定のアイテムを使わない限り即ゲームオーバーになるのでそこがシビアに感じますね。
最後の年のアビゲイルテストに受かればゲームクリアとなります。
システム
1年に6回行動できて、それを7年間繰り返します。
1年の6回目の行動の後にアビゲイルテストを受けて、受かることで次の年に進むことができます。
少女の育成方法は町に点在する5つのスポットで活動している人材の影響を受けて上げることですね。
要はどんどん人材を入手してどんどん少女のステータスを上げろって話です(私はそのシステムがわかっておらず最初はロクに人材を集めていませんでした。そりゃ序盤でゲームオーバーにもなる)
行動の際にはコストを消費することで人材を確保したり、スポットの活性化(少女のステータスを上げる確率を上げる)させたり、アイテムや人材の特殊能力を使うなどの行動ができます。
あまりにできることが多いので詳しくは割愛しますが、主に人材を入手したり人材の特殊能力を使うのがメインになると思います。
攻略面に関していえばいろいろありますが、他に有益なサイトがあるので攻略に詰まったらそれらのサイトを参照してください。
私は基本的に攻略サイトでセオリーを学びました。
アビゲイルテスト
1年の最後に受けるテスト。ある意味世界の審判とも解釈できます。
試験の前に思い出デッキをセットして4人の試験管から質問をされたら思い出カードを使って試験管にダメージを与えるテストです。試験管のライフを0にして2人以上倒したらテストクリア(厳密には表現は違いますがこうとしか言えない)
思い出はメモリといった要はスキルポイントを消費して手に入れることができて、最初は等倍の思い出しかセットされていませんがこれで2倍や2.5倍の思い出を入手することができます。
このデッキセットの嫌らしいところは最初にセットされている等倍思い出は外せないことですね。
テスト中はデッキから3枚思い出がランダムに引けますが正直等倍の思い出はいらないんですよね。できれば外したい。
しかし強制的にデッキに入れないといけない以上どうしてもそこは運に頼らないといけない部分が生まれます。
なので対策としてはメモリをたくさん入手してたくさん思い出を手に入れてデッキから引ける確率を上げることですね。
私はシンエンドを目指していたので「オートマティックな思い出」(2倍の全体攻撃。はっきり言ってチート級)を基本的に入れてましたが、原則1枚しか入れれないのでどんなに引ける確率を上げようとしても2分の1までしかできないんですよね。
運に見放されれば引けずにゲームオーバーも普通にあるので、シンエンドのときは2.5倍の思い出を大量に入れて火力のなさをカバーしてました。
感想
なぜ世界は衰退したかは実際にプレイして知ってほしいですが、本来宇宙人に助けを求めるなんて荒唐無稽すぎて候補にすら挙がらないですよね。
しかしこの世界の人々はそれを選んで、そんなバカみたいな目的で少ないリソースを少女のために使った。たぶんその世界の人々が知ったら反発が起きても不思議じゃないと思います。
しかしそんな方法しか取れないくらい人類は追い詰められていたし、それだけ皆が人類という種を永く存続させたかった。
だから皆少女に必要な役割を演じて、人類のために少女を騙した。
少女という1人の人生を犠牲にした皆の計画ですが、シンエンドはその解答が示されていたのが良かったです。
シンエンドは・・・・・・
シンエンドの条件はアビゲイルテストで試験管3人撃破。その次の年の行動回数を1回減らすことですね。それが計4回達成すること。
ただでさえ序盤は1回の行動が重要になるというのに行動を減らされるのはかなり痛いですね。その状態でアビゲイルテストの倒す試験管を2人から3人に増やされるので難易度はかなり高いです。
正直1回はシンエンドに到達できましたが、結構運の要素も大きかったのでまたやれと言われたらまた苦戦することになりますね。
しかし、多少運に左右されることはありますが自分の中で定石を作ると多少の運でゲームオーバーにはなりにくいのでこれからプレイする方はそのあたりを模索されると楽しいと思います。
1周のプレイ時間は30分~1時間程度なのでトライ&エラーには適していると思いますし。
そして肝心のシンエンドですが、それは皆さんの目でご確認ください!
このシンエンドは自分の目で見ないと価値がないと思いますし、何度も失敗した上でようやくシンエンドに到達できると脳汁が湧き出て止まらなくなります(笑)
数ある少女を犠牲にした後の主人公と少女の選択をどうか見て欲しいです。まさに「世界の為の全ての少女」といったところですね(?)
盛大にスベったところで今回はここまで。ではまた。
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