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古民家リノベーション記

こんにちは。古民家と里山の運営とお片づけサポートをやってる主婦のnataです。
今回は古民家のリノベーションについて。

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もっと古民家を身近にしたい

今となっては建てることのできない昔ながらの古民家。今では作れる職人さんがいなくて再現不可能な貴重な模様付きのガラス窓。玄関の土間も
廊下に貼られた木の床板も砂壁もどれも可愛くて美しい!!
憧れの古民家ですが、本当に住むとなると、改装にはお金がかかり、新築を建ててしまう方がよっぽど安く済む場合もあり、なかなか住宅としてはハードルが高いと思います。
でも、手間をかけても、昔から続くこの大切な景色を未来の子供達に残してあげたいと思うのと、私もそうですが、田舎がもうない子供達に「田舎のおばあちゃんの家」を作りたいなと思って古民家キャンプ場をはじめました。さてそうはいうものの・・・

昭和のキッチンをどこまで可愛くできるか

昭和のキッチン。それはそれで可愛いとこもいっぱいあるんだけど、キャンプ場としてお客様に提供するとなると、もっと清潔感が欲しい。古い建物にありがちな水回りのあれやこれ。
そこをクリアにしていけば、皆、もっと古民家が好きになるはず!!
ということで古民家リノベーション、やっていきました。

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なぜかキッチンの床がタタミ

今回の物件は、キッチンの床がタタミ。真ん中に掘りごたつ。そして土壁。
色が暗いので、キッチン全体が暗い。シンク全体がベタベタで汚く茶色く汚れている(写真があまり残ってないですが)あちこち、ガムテープで補修されたシンク。などなど掃除するだけでどうにかなりそうな要素も盛りだくさん。
さて、これをどうするか!
私はメイクも部屋も劇的ビフォーアフターが大好きなので、考えるだけでワクワクします!!

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さてリノベーション・・・

測定はなし!金もかけない

予算がないので、お金をかけるプランは全部却下。人手と労力(私)だけでどうにかします。(給湯器の交換だけ業者に頼みました)
古民家リノベーションとか言ってますが、私は計るとかそういうのが苦手です。そもそもDIYなんてした事がない

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まずは掃除する

クリーニング業をやってますので、掃除するのは得意ですが、掃除に必要なのは気合いです。生活のためなら人間は何でもできるのです。
古民家リノベーションに掃除はつきもの!とりあえず、汚い家、古い家、やばい家、一旦、掃除です。埃と油、汚れ、匂い、見たくもないもの達をまずは全部、無くしてから考えましょう!!!掃除は修行です。自分の魂を磨きます。大抵の古民家は家財道具付き(私の経験上)です。安く手に入れられても、ゴミの回収費用や掃除代がすごく高くついたりもします。

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モチベーションを上げる為に

ゴミを捨てて、綺麗になったら、モチベーションを上げるために、目立つ所からリノベーションしていきます。窓枠の掃除とかは後回しです。
ガラッと変わるのは、壁とか床とか面積の広い場所!!
ここからやるのが大事です。古民家の暗い土壁は白いペンキで塗り替えます。珪藻土と迷いましたが目標はGW繁忙期までに仕上げる事。
ちまちま塗ってる暇はなし。スピード優先でペンキにしました。

ペンキは下準備8割の仕事2割

職人バイト経験豊富な夫の格言です。
ペンキは塗るのより、塗る前の作業が大事と。
塗らない場所、端っこをマステでしっかりカバーすることや、ビニールで床をしっかり養生すること。
これがペンキ塗りの8割だそうです。
そうでしょう。
というわけでここは夫に全投げしました。
こういうのが苦じゃない人が世の中にはいるので、苦手な人はどうにか探してお金を払ってでも、やってもらいましょう。
私も養生をしたことがありますが、はみ出てしまったり曲がってしまったりして、全然ちゃんとできず、テープ一つ綺麗に貼れないダメ人間の烙印を押されて終わりました。
苦手な事をやり続けると死にたくなるのでここは素直にやれることだけやりましょう(逆も然り)

まだ下地塗りがあった

養生が終わり、さあいよいよペンキだ!と思ったら、下地塗りがありました。
土壁はポロポロ剥がれてくるので、そのままペンキを塗ってもうまくのりません。それどころか、よけいに剥がれてきたりしますので、土壁専用の下地を塗っていきます!!
透明のノリのようなものですが、ペンキの要領で塗っていきます。透明なので、労力の割に達成感が全く出ず、辛く厳しい作業ですが、ここは頑張りましょう。次はいよいよペンキです!!

白が全てをカバーする

白いペンキを塗ったら、もうそこには古臭い土壁も、意味不明のシミもありません。木枠が映えて古民家ならではの味わいも出てきます。
もう素敵に見えてきます。

ここまできたら古民家リノベーション8割は優勝

とりあえず、タタミの上に今っぽい床の模様のクッションフロアを貼ります。

和室を洋室にリメイクしたい時はまず、クッションフロアをタタミの上から貼りましょう。落ち着きます。畳を剥がして床板を貼る方法もありますが、大変すぎるので、これくらいでいいのではないでしょうか。
タタミが洋室の床っぽくなるだけで雰囲気は全然変わります。

部屋の広さに合わせたシートが必要なので、全体を何となく測りましたが貼ると時は角に合わせて貼っていき、余った部分や壁の凸凹に沿ってカッターやハサミでカッティングするだけです。潔癖症なのと掃除業をやってる身として、ゴミが隙間に埋まってくのだけは避けたいので、そこはきっちりくっつけて隙間のないように貼り付けました。

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よく見るとボコボコしてるけど気にしないことが大切。

この作業でだいぶイメージが変わったと思います。

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とりあえずの完成写真はこちらです。換気扇もしっかり綺麗に磨きました。茶色かったのが真っ白になりました。

次回に続く

長くなったので、続きは続編にします!(あるのか)とりあえず、キッチンのリノベーションはここまでで8割、完成と言った感じです。
清潔感だけはこだわりたいので、掃除には力を入れましたが、リノベーション自体は意外と簡単にできたと思います。
何らかの理由で昭和キッチンをどうにかしたいと思ってる方の参考に少しでもなれば・・・(何の参考にもならなそうですが・・・・)

ここまで読んでいただきありがとうございました。お風呂は新しいので安心して遊びにきて下さいね。


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