【複雑性PTSD】人生のどん底でも友達を作れた話
人生のどん底、といっても人それぞれです。
これは、何もかもうまくいかなくて、全てを捨てようとした時の僕のお話です。
僕は20歳の頃から鬱病を患っています。
途中、自閉症や境界性パーソナリティ障害なども医師に診断されていましたが、今は複雑性PTSDということになっています。
大学生の時に鬱病になり、社会にうまく出ることもできず抵抗することもできず、小さな苦しみはどんどん散り積もり、自分では対処できないくらい大きなものへと肥大してしまいました。
人が怖い、仕事が怖い、社会に出ることが怖い、街を歩く人が怖い。
苦しさのあまり、ある日自殺未遂をしました。
その時に、スマホに入っていた全ての連絡先、SNSを削除しました。
ただ、いざ遂行しようとした時
「なんで、あんなに頑張った自分がこんな目に遭わなければいけないのか」
「納得しない」
そんな思いだけで自殺を踏みとどまりました。
ただ、そこから先も苦しみは続きました。
「人が怖い、人が怖い、人が怖い」
ずっとその感情に苦しんでいましたが、やっぱり人間は矛盾する生き物なんでしょうか
「それでも人と交流したい」
という想いもありました。
寂しかったんです。
でも、友達の連絡先は削除したし、そもそも昔の自分を知っている人とはもう交流できない。
そんな中で始めたのが「Gravity」という匿名SNSアプリでした。
アプリで人と交流する新しい形のSNSはよくありましたが、僕がGravityを始めた理由は、キャッチフレーズが「やさしいSNS」だったからです。
Gravityを始めたのは2021年の10月頃でした。
Gravityは2021年4月頃にリリースされたアプリなので、割と初期の方に始めたことになります。
始めた当初はやり方もわからず、ただなんの気もない投稿をしていました。
でも、そのなんの気もない投稿にいいねがつくことがあります。
僕はどう捉えていいか分かってなかったですが、それでも少し嬉しかったことを覚えています。
そこからGravity内の音声通話機能を利用し出しました。
音声通話機能とは、Gravity内のユーザー同士が通話できる機能です。
通話相手はランダムで決まるので、誰と通話することになるのか、男性なのか女性なのか、年代もわかりません。
もちろん、とても緊張しました。
最初の方は会話もしどろもどろでしたし、何を話していいかもわかりませんでした。
ただ、続けていると少しずつ慣れてきて、その音声通話機能がきっかけでお友達になった人もいます。
その後Gravityの新機能で、音声ルームというものができました。
音声ルームとは、ユーザーが音声ルームを立ち上げて、そのルームに来てくれた人と会話できるという機能です(説明が下手!)。
ニコ生配信みたいなものといえばわかりやすいでしょうか。
最初は誰が立ち上げた音声ルームかもわからなかったので、ルームに入ることも緊張していました。
誰が主で誰がいるか、どんな会話をしているかもわからないのです。
それでも、やっぱり人と話たくて、誰かと交流したくて、勇気を出して
「えいやっ!」
って入っていました。
その内、自分でも音声ルームをやりたくなり、緊張しながらもルームを立ち上げていました。
もちろん最初の方は何を話せばいいかわからないので、人が来ては去って人が来ては去っていました。
精神的に不安定だったので、去っていく人がいたらいちいち傷ついたりしていました(今はもう大丈夫)。
その内、色んな音声ルームに行ったり、自分でルームを立ち上げたりすると、仲良くできる人が増えてきました。
僕は、そのことがたまらなく嬉しかったです。
詳細はまた今度書きたいなと思いますが、その人たちにどれだけ救われたかわかりません。
もちろん、愛着不安や見捨てられ不安、トラウマなども相まって友達に迷惑をかけてしまうこともありました。
本当にごめんとは思いつつ、でもやっぱり今でもお友達になってくれている人たちについて、もっと言うと、今まで出会ってくれた人たちみんなにとても感謝しています。
ある音声ルームで仲良くなった人たちとは、一緒にロックフェスに行ったりなんかもしました(どん底だった頃には本当に考えられないこと!)。
Gravityを始めてから色んな出会いがありましたが、こんな状況でも、こんな形でも人は繋がれるんだな、なんて思いました。
取り止めもない内容になってしまいましたが、いずれちゃんと整理してまた書きたいなと思います。
今日も、誰が読んでくれているかわからないけど、来てくれてありがとう。
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