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紅華歌劇団 冬組公演「ロミオとジュリエット」観劇レポ【2023/10/21 ソワレ】

※本ブログは舞台「かげきしょうじょ!!」内で行われた作中劇の感想を作中モブ観客RPをしつつ書いたものです。あらかじめご了承ください。


2023年10月21日(土)、紅華歌劇団冬組公演「ロミオとジュリエット」のソワレを観劇してまいりました!

念願の初紅華、しかもなんのご縁あってかなんと最前列!! オペラグラスが無くてもはっきりと皆様のお顔が見える……今年の運、使い切りましたね……
正直なところあまりの迫力に記憶が無い部分がたくさんありますが、せっかくの初観劇、どうにかして少しでも(主にロミオ様とジュリエット嬢について)レポを残したいと思います。

まずなんといってもロミオ様のスタイルの良さ! 凄まじすぎて本当にお姿を拝見しただけで感動しました。どうして白のスキニータイプのボトムスをお召しになっているのにあんなにも脚が細くていらっしゃる??? さすがすぎる……
その上あのマント! ひらみ! もう最高すぎて…… 実は私の席はセンターブロックの中でも下手側の通路から二番目のところだったので、何度か本当の本当に目の前でロミオ様がお話しになっている時があって…… その際にあの大きくてなめらかな水色のマントをふわっとこちらに向けてはためかせてくださり…… 目を奪われるとはまさにこのこと。トップ様の持つ ”華” というものの存在を実感した瞬間でした。

そのすぐあとに有名なあのバルコニーでのシーンが! ロミオ様のお顔は見えなかったものの、ロミオ様と同じような視点からバルコニーにいらっしゃるジュリエット嬢を拝見できたのがこの上ない幸せでした。あと「恋のつばさで~」の時に両手を後ろにやって翼のようにしていらしたロミオ様を見ることができたのでとても満足。後ろ姿だけでも麗しい……
そしてなによりも、お可愛らしいジュリエット嬢のご様子! 真紅の薔薇のような麗しい華やかさに至る前の、朝露にきらめくピンクのバラのような可憐さとまばゆさを感じるジュリエット嬢のお姿といったら……! もはや私が乳母になった気分でした。私が育てました。
あんなにもお似合いなお二人が御家の違いだけであの悲劇へと向かっていくのかと思うと、この時点でつらい。幸せになってくれ。

しかし、あの結末だからこその演技に胸打たれたのもまた事実。あの青空の下が誰よりも似合う青の王子様・ロミオ様が死んだように眠るジュリエット嬢を見つけた時の悲痛なお顔。あんな表情まで美しいなんて…… 眠るジュリエット嬢も本当に美しいし…… 毒をあおり事切れるロミオ様、立てた膝まで美しいのが本当にすごくて…… それにジュリエット嬢が死に際にロミオ様にもたれかかる最後の最後の瞬間、指先がそっとロミオ様に触れるまでの動きのたおやかさ、繊細さが本当に素晴らしくて。トップ娘役の真髄を見せつけられた気がします。
青白いスポットを浴びる舞台の真ん中で、お互いがお互いの死に顔を見てから同じ場所へ向かうことのこの美しさと残酷さ。このシーンを一生忘れることはないんだろうな、と思いました。あのまま絵画として飾られてもおかしくないくらいの美しさに、感動の一言では語りつくせないほどの衝撃を受けました。これが紅華100年の重み…… 凄まじい体験でした。

いち人間の期待なんざ軽々と超えてくる紅華歌劇。次の機会に恵まれますよう、どうにかして徳を積んでおこうと思います。とりあえず今からトップ様とトップ娘役様のことをもっと調べようと思います。

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