見出し画像

ヴィンテージジュエリーデザイナー作品のレア度

主に1900年代以降になると、
シャネルやミリアムハスケル、トリファリ に代表されるような、
ジュエリーデザイナーブランドが出てきます。

ヴィンテージジュエリーの世界にも、
人気の高いデザイナーブランドがあります。
シャネル、クリスチャンディオール、ミリアムハスケル 、トリファリ、
ブーシェ、ジョセフオブハリウッド、スタンレーハグラーなどなど。
これらのデザイナーの作品は、どの作品も比較的人気が高く、
価値も上がっています。

しかし、興味深いことに、
作品によって、それぞれに評価もレア度も全く違います。
それはディオールでさえも同じです。
作品の素晴らしさ、人気、年代、現存数など、
総合的にレア度が決まっています。
ディオールで言えば、圧倒的に素晴らしいものが多く、レア度が高く、
美術館に展示されていたり、欧米でオークションにかけられるような作品は
その多くが1950~60年代製です。

また、同じ作品でも色によって、
黒はレアだけど、ピンクはレアではない。ということがあったり、
ジュエリーブランドとして、人気のないブランドでも、
この作品だけはレア度がものすごく高いだとか、
逆に、人気のあるブランドなのに、
全く評価されていない作品があったりもします。

どのブランドも、初期の作品の方が評価が高い、レア度が高い、
現存数が少ないといった傾向があることは確かです。
しかし、それが全てのブランドの、全ての作品に当てはまるかと言えば、
そうでもありません。

私がヴィンテージジュエリーデザイナーブランドを好きになり、
知れば知るほどに、その奥深さを感じた理由の一つが
作品一つ一つの評価が全く違うから。
学ばなければならない事は尽きません。
やはり、好きなデザイナーや、好きな作品、
私が個人的に探している作品などの知識は自然と増えていくので、
ジュエリーバイヤーとしても得意分野となります。

写真のWEISS のエンドウ豆のブローチは、
WEISSの1950年代を代表する作品の一つで、
特に黒は数が少なく、レア度が高いです。
他のカラーは私も見たことがありましたが、黒を目にしたのは初めてでした。
こういったレアカラーを見つけると、バイヤーとしてはテンションがあがります。

私が運営しているメルティングポットではジュエリー知識を生かし、
レア度の高い作品、
バイヤーである私から見て興味深い作品に力を入れて、ご紹介しています。

http://meltingpot-shop.com






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?