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アンティークとヴィンテージ、その違いとは??

ご無沙汰しておりました。
アンティーク&ヴィンテージジュエリー:メルティングポットの稲田です。
また、更新していきますので、よろしくお願いします。

アンティークとヴィンテージという言葉は、
日本では混合されることも多いですが、ヨーロッパでは明確な違いがあります。

アンティークは、、
今から100年以上前に作られた製品。ジュエリーだけに限らず、家具や洋服など幅広く使われる言葉です。アンティークのようにはっきりとした年代特定はなく、「生産が終えている古いもの」とされています。

ヴィンテージは、、
アンティークが100年以上前に対し、ヴィンテージは一般的に100年以内に作られたものを指します。

ヨーロッパでは、アンティークやヴィンテージの仕事をプロとして、
高い志で携わっている方は、アンティークとヴィンテージという言葉を
絶対に混同しません。
例えば、ヴィンテージジュエリー専門でディーラーをする人が、
私はアンティークジュエリーディーラーとは言いません。
必ず、ヴィンテージジュエリーディーラーと言います。
私が運営するメルティングポットでは、両方を扱っているので、
アンティーク&ヴィンテージジュエリー:メルティングポットとしました。

ジュエリー の作りにも、アンティークとヴィンテージでは違いがあります。
とても大雑把な括りですが、一つの目明日として100年を基準として、
違いがあります。
100年を越えるジュエリー全てが手作業で制作されていた訳ではなく、
機械を使った工程もありましたが、ヴィンテージと比べると、
アンティークの方が手作業の工程が多かったと言えます。
後の時代には、機械でされるようになった工程も、
アンティークジュエリーは手作業でされています。
手作業ならではの力強さと、繊細さがアンティークジュエリーの
美しさだと、私は思っています。
時に少し強引だなと感じるパーツや、
手作業ゆえの歪みも、当時のジュエリー職人の個性を感じます。

ヴィンテージジュエリーデザイナーでも、情報が多く残っているデザイナーばかりではなく、謎に包まれているのですが、
アンティークジュエリー となると制作年、制作された都市、工房を遡ることが
精一杯で、デザインや制作した職人のことを知る事は不可能です。
知りたくても、知ることができない。。。
作品から感じることがアンティークジュエリーの全てで、
私はそこにロマンとストーリーを感じています。
そして、何もかもを知ることが、必ずしも良いことではない。
アンティークからは、人生における大切なことを学びました。

メルティングポットでは、アンティークとヴィンテージジュエリーの両方を
扱っているので、ぜひご覧ください。
http://meltingpot-shop.com

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