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読了報告#2 『学びの効率が最大化する インプット大全』

現在なんとか受験を終えて大学生として生きてる私。ふと、「勉強(学習)とはどうやってやるのが正解だったのだろう。」と疑問が浮かびました。勉強法の勉強。メタ学習をしたいなーなんて思いながら本屋を物色し、本書を発見した次第。

概要

  本書は学び方について書かれたもの。ここでいう学びとは所謂勉強にとどまらず、仕事・趣味・遊びで知識を得ることをいう。つまり、どうやって人生を学習によって豊かにしていくかが記載されている。
  尚、本書はタイトルからわかるように”インプット”に特化した内容となっている

詳細

著者:樺沢紫苑
出版元:サンクチュアリ出版

ここから本書の教えに則り3つに自分の気づきをまとめて書いていく。

1. アウトプット前提であること

  まて、お前インプットに関する本じゃないのか。いきなりアウトプットの話かよ。総突っ込みが入りそうだがこれはインプットにおける最重要項目になってくる。
 
これの重要性がわかる質問として「あなたはスマホで見たものを覚えていますか」というものをあなたに投げかけたい。あの動画を見た、あんなニュースを見た。しかし覚えていない情報も多くあるはず。特にSNSは。流れてきた誰かの情報をしっかりと覚えていますか?私は覚えていません(そもそもSNSはダラダラとつながるのを楽しむものだから、そんなに重く受け止める必要もないけど)。
  ですが、自分が発信した情報についてはどうだろう。会社のプレゼン、SNSでの発言、ブログ等々。発信の形は人それぞれであれ意外と覚えているのでは?

この”あれ意外と覚えてる”を存分に利用すべし。

これがアウトプット前提ということ。つまり、誰かに発信することで見るもの感じるものに敏感になれるのだ!!
  映画・本・動画・ラジオどんなメディア媒体であっても少し”発信の場”を意識していくこと。これが日々の生活から多く学び成長する大きな一歩となる、と本書は教えてくれた。

2. 人の話は目を見えて聞けぇ!

  当たり前のことだがどうでしょう。私は意外とできてません。というのもメモに没頭してるから。そういわれれば、なんて人もいませんか?ミーティングや講義を聴くとき、机上の紙面とにらめっこしている人。これは非常にもったいないと樺沢氏は本書に書いている。

なぜなら非言語的コミュニケーションから情報が得れてないから。

いや、コミュニケーションは"言葉"だろ。だがしかし、意外や意外。非言語的コミュニケーション(仕草・声色・視線etc.)は会話情報の大部分を占める。これをみすみす受け取らないで全スルーはもったいない。そこでメモは自分の気づきと質問点を書くのみにとどめたい。まとめは拝聴後に作り、聴く時には自分が欲しい情報をイメージしながら耳に集中したほうがいい。

3. 音楽の利用

  受験の時、音楽を聴きながら勉強していた自分。実は学習的にはマイナスみたい。私は語学系は歌詞のないものを、それ以外は特に制約をつけずに音楽を聴いていて、ノリノリで勉強できていた。というつもりになっていただけらしい。だが音楽自体は悪ではない。

聞くタイミング

ここにすべてが詰まってる。具合的には勉強前に聞くことで学習効果の向上が期待できるみたい。自分がお気に入りの曲を見つけて勉強前に聞くといいかも?

終わりに

  以上が本書から受け取った3大インパクトになります。いやー読んでよかった。項目ごとに分類され見開き1~2ページ程度にまとめられていて読みやすい。それでいて有用な情報が盛りだくさんだった。具体的なHow toも書かれているし、科学的根拠についても軽く触れられていて信頼に足る内容だと思う。ビジネス書って失礼ながら胡散臭いものが多いイメージがあるなか、これは掘り出し物だったと思う。(思いっきり本屋のポップにつられただけだけど)。買って読めば、絶対ためになると思う。そんな一冊。

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