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接続不良になったら「はいどうぞ」

仕事終わり、夜の時間帯に予約して、美容室に行ってきた。
緊急事態宣言明け、美容室でビールを配っていた。アンケートにこたえると、このビール缶を1つくれるのだと。夜道、このビール1缶を持って表参道を歩く…なかなか奇天烈なんじゃないだろか。なんだか楽しくて写真を撮った。

ところで、ここ数日気分がすぐれない。美容室に行ったときにはいくらか気持ちが楽になった。でも、帰り道は正直ゆううつだった。仕事終わりに美容室に行くということが、何となく贅沢すぎる気がして、悪いことをしているように感じたから。

贅沢をしている、気がする。イライラする。どうしていいかわからなくなる。そういう時が最近ちょっとやばい。伊坂幸太郎風に言えば「野梅」なんだけど(『ラッシュライフ』)あまりにも漠然とした感覚に襲われる。語彙力が無いことは承知しているものの、ノートPCの指紋認証をとおってきて、この記事を書くところまで行きついてしまった。

横断歩道を前、歩行者を優先せずビュンビュン走っていく車にぶつかりたくなる。ぶつかってどうなるのか。後のことは知らないといった無責任っぷりは、出勤途中の電車の中で消えている。ただ、一瞬だけやばい感覚がやってくる。

理由は仕事のこと。
そのほかの理由は、例えば、同居人の行動。
ずっと自分が好きなYOUTUBE動画をテレビで流していて、
再生環境が悪くなったら「好きな動画を流していいよ」と、私にチャンネル権を渡してくる行動に動揺する。私が好きな動画を再生してる頃には、同居人は席を外していなくなっている。私が好きなものを、私が好きな人は好きじゃない。私は、あなたが再生している動画をじーっと見ているのだけど。同居人は、私が好きなものには大して興味がないのかもしれない。

ごめんね、私が好きなものはつまんないんだね。

ベッドで同居人が私を待っているが、私はこういう感じなのでベッドに行きたくない。音楽を聴いて気持ちを落ち着かせたいし、まだ眠くないし、そのほかそのあたりは察してほしい。

こういう気持ちになって、何度も異性から逃げてきたものの、その行動が正しいとも思えない。単に私自身に問題があるのではないかと思う。

深夜の時間は、一番気持ちが自由になる。考え事もできるし、ひとりの時間が許されるなら本を読んでもいいし。めちゃくちゃ俗な話だけどソシャゲでガチャを回してドキドキしてもいい。

月曜日は来ないでほしい、でも、月曜日が来てくれたらと思う気持ちもある。半々とは言わないが、私はどうしたらいいんだろうという漠然とした気持ちと、昔の自分ならどうしていたんだろうと振り返る時間を作ってしまう。


だいぶメンタルがキている気がする。そんなことはないか、そんなことはない。もっと困っている人がいるはずだから。私なんかより賢い人が現状に悩み困っているはず、その問題のほうがよっぽど深刻だろう。