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#33 発達障害の息子がおとなしく治療を受けられる歯医者さんからの学び

MelonPapaです。発達障害の4歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。
今回は息子が通う歯医者さんについて書きます。

息子が1人で治療を受けられるとは!

今虫歯があるわけではないですが、予防のための治療(フッ素など)のための歯医者さんを探していました。発達障害を抱えている息子にとっては、内科などの病院の診察ですら嫌がってひと苦労なので、歯医者の治療なんてできるのかと妻と共に悩んでいました。療育施設と繋がりのある歯医者さんであれば理解があるのでは?ということで、息子が通う療育施設に紹介してもらい通うことにしました。
結論から言うと、今息子は1人で治療室に入り、横になり、治療を受けています。妻は遠くから見ているだけで、助手さんが押さえつけることもありません。これは、息子が奇跡的におとなしい!のではなく、歯医者さんの取り組みが非常に計画的なものでした。

「見通し」と「自己肯定感」を与える取り組み

以前記事で、発達障害の息子の子育てには見通しと自己肯定感が大事だと書きましたが、この歯医者ではまさにそれを実践しています。具体的な取組みは以下の通りです。

・初診の時、息子は妻に手を引かれ診察台まで行き、診察台に寝転がる→これで終了!そして診察台に寝転べたことを褒められる。
・その後も、寝転がって口を開けるだけ、口を開けて5秒歯磨きする、というように本当に小さなステップの診療を何度も受け、その度に息子は褒められる。
・最終目的のフッ素塗布の時には、1人で診察台に寝転がり、暴れることなく診療を受けられた。

初診の様子を聞いた時は信じられなかったですし、その後も妻が息子を何度も何度も歯医者に連れて行き、その度に話を聞いて、取組の徹底ぶりに驚きました。
小さなステップで何度も繰り返すことで、息子はこの場所で何をするのかの見通しが立つようになり、それが安心感につながっていると思います。そして、毎回少しずつできたことを褒められるので、安心に加えて、自分もできる!という自信も持てるようになったのではないかと思います。

このやり方を考えつく人はいると思いますし、同じような取組みをされているところもあるかと思いますが、ここまで徹底できているのは本当にすごいの一言です。

他のことにも適用していきたい

この歯医者さんの取り組みは、息子の子育ての様々な場面に適用できるものだなと思います。息子が不安になること、嫌なこと、取り乱してしまうようなことに対して、どうやったら我慢できるか?ではなく、どうやったらその状態を起こさないか?不安を取り除けるか?という考え方が大事だと思います。
例えば、息子はお風呂に入りたがらない時に無理矢理抱えて風呂場まで連れて行ってしまうのですが、息子が自然とお風呂に入りに行く環境を整えるべきだなと反省しています。歯医者さんを見習わなければ!

今回は以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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