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【アナウンサー志望大学生向け】アナウンススクールを決める前に読んでほしい記事

この記事を覗きに来てくれてありがとうございます。

この記事は「アナウンススクールを選ぶ基準って?」「アナウンススクールってどう違うんだ?」という疑問を持っている大学生向けです。

アナウンサー受験をする人にとって、良いアナウンススクール(その中の講師)に出会うことは結構大切です。

ザックリとアナウンススクールの種類や選ぶときに気を付けてほしいことをお伝えします。

アナウンサーを目指してアナウンススクールという第一歩を踏み出す貴方が良い選択を出来るように思いを込めて書きました。



筆者の自己紹介

私は関西に住む22歳の大学4年生で、2022卒で在京テレビ局にて【総合職】として入社します。

元々は【アナウンサー職】志望で約1年半、就職活動をしていました。

留学経験、某福娘経験、地元のミスコン出場経験…ありとあらゆる自分の武器を全面的に出して挑んだアナウンサー受験でした。

この記事では、そんな私がなぜ志望部署を変えたのかは言及しませんが、

私が就職活動を本格的に始めたのは、大学3年生の2月。

最初にしたことこそ…アナウンススクールに入学!


アナウンススクールとは?

まず初めにアナウンススクールとは何ぞや?というところからお話しします。

アナウンス「スクール」とはいえ、専門学校ではありません。

いわゆる習い事のような通い方をしますので、大学生が生徒の大半を占めます。

スクールによりますが、月4.5回程度で週1.2回通う人が多いです。

月謝の相場は、17000円~25000円程度が相場だと思われます。

学ぶ内容は、

腹式呼吸、

鼻濁音(んが、のようなガ行の前に「ん」の音を入れる)、

無声化(関西人は結構苦戦します)、

などの基礎的な練習から始まります。

更に、

原稿読み、

フリートーク(アナウンサー試験は突飛な質問も多いので)、

リポート

等の練習も行います。

そのほか、試験の時期にはエントリーシートや面接の模擬練習などを行います。

アナウンサーを目指す学生と知り合うことができ、

互いに励ましあったり情報交換したり、

切磋琢磨できるのもアナウンススクールに通うことで得られるメリットです。


アナウンススクールの種類と特徴

アナウンススクールにはいくつか種類がありますが、主要なのは以下の二種類です。

①テレビ局主宰のスクール

②元アナウンサー主宰のスクール


まず、①のテレビ局主宰のスクール。

例えば東京でいえば、フジテレビの「アナトレ」、日本テレビの「日テレ学院」、テレビ朝日の「テレビ朝日アスク」などがこれにあたります。

メリット

長期クラスもあれば、試験対策などに特化した短期クラスもあるのがこれらのスクールの特徴です。

自分のその時のニーズに合った幅広いレッスンを受講することができます。

また、フジテレビ「アナトレ」やテレビ朝日の「テレビ朝日アスク」では、スクール生向けにオーディションがあります。

これに合格すれば学生キャスターとして、実際に放送されるニュース番組にて実務経験を積むことができます。

この経験・経歴は、アナウンサー就活において大きなステータスとなります。


デメリット

関西のテレビ局、いわゆる準キー局はこれらのスクールを主催していません。また、他の地方についてもテレビ局主催のスクールは存在したりしなかったりマチマチです。

また私は実際に通っていないので何とも言えませんが、テレビ局主催の大規模なスクールは、まず通う生徒の母数が多いことに加え、テレビ局の評判や講師であるアナウンサーのイメージにも関係してくるので、ある種「お客さん」のように扱われることもあるそうです。

講師と生徒の距離感が良くも悪くもつかず離れずなので、自分で考えて行動する力が絶大な方には良いでしょう。




②元アナウンサー主催のスクール

メリット

講師との距離感が近く、メンターのような存在を得ることができます。エントリーシートの添削(ES)や提出用の写真を一緒に選んでくれることはもちろん、

低学年から通っていれば、近い距離かつ客観的な視点から「自己分析」を手助けしてくれます。

自分にとってマッチする講師と出会うことができれば、非常に心強い存在になります。

また、元アナウンサーという経験から近い距離でアドバイスをもらえるのもメリットと言えるでしょう。



デメリット

講師と相性が悪ければ、精神を病むこともあります。

私は2つアナウンススクールに通いましたが、そのうち最初に通ったスクールの先生とは折り合いが合いませんでした。少し強引で、若干謎めいた独自の指導をしてくる講師でした(笑)

何もわからない私に対し、数年間アナウンサーを輩出してきた講師。私は「自分がおかしいのだ」と感じてしまい、いつしか「自分」ではなく「講師の先生が褒めてくれる」ようなアナウンサー像を描いて進んでしまいました。(怒ると怖かったので)

その先生のもとに通い続け、アナウンサー内定を獲得した子もいるので、その先生が100%悪いわけではなく、単にこれも「マッチング」と言えるのだと思います。



最後に伝えたいこと

アナウンススクールを選ぶとき、気を付けてほしいことがあります。

もちろん、アナウンサーになりたい人をアナウンサーになれるように後押しするのがアナウンススクールです。

受かるようにESを添削してもらい、

目に留まる自分らしい写真を何度もチェックしてもらうでしょう。

アナウンサー適性を感じてもらえる話ができるように、面接対策をするでしょう。

読みや発声より、そちらを優先するスクールも多いです。


アナウンサーになれなければ人生終わりのような感覚を

学生に感じさせるスクール(講師)は良いスクール(講師)ではありません!!


就職活動を始めてする20歳や21歳・22歳そこらの年齢の人にとって

人生を切り開いていく手段は星の数ほどある。

一次的に見つけた目標だけに囚われて気に病む事や

他の可能性に気づけないのはあまりに勿体ないですよね。


「アナウンサーになるために向き合ってくれる講師」ではなく、「アナウンサーに本当になりたいのか。なぜアナウンサーになりたいのかを一緒に考えてくれる講師」がいる場所に行ってください。

アナウンススクールも、場所を選ばなければ山ほどあります。

実際に私の先輩で、実際にキー局や準キー局でアナウンサーとして活躍している先輩方は、夜行バスを使って週末東京のアナウンススクールに通う生活を何年もしていました。

アナウンススクールを、近さや価格で決めるのではなく、

是非「複数のスクールの無料体験や見学」に行って

自分の目で見定めて決めてください!

まとめるとこれが大切なことかもしれません。


一生懸命アルバイトして稼いだお金を、アナウンサーという夢への投資、自分への投資に充てようとしている貴方はカッコイイです。

その経験、その想いが実ることを心から願っています。


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