見出し画像

これってCO²温暖化なの?

 長い長い夏、中秋の名月が
巡ってきた頃からようやく落ち着いて、
やっと秋の気配を感じられるようになった。

   地球温暖化を言い出した国連が
温暖化ではなく、今年の異常高温気象は
「地球沸騰化」だと破格の格上げをした。
 
 EU,WMOは観測史上最高で12万年ぶりの暑さだと
負けずに言い放った。
我が気象庁は1898年の気象統計の開始以来
125年間で最高の暑さだったとしている。

 この数年、うんざりするほど暑くて長い夏で、
異常かなと実感はしている。
古い家で二階の屋根の断熱対策を怠っているため、
炊き上げられるような暑さで完全に居住不能となった。
二階の南側の角にある書斎から一階のリビングに避難して、
7,8,9月と丸3ヶ月過ごしてきた。
10月になって書斎に戻ってきたが、やっぱり落ち着く。
文章を綴る気が戻ってきて、手始めにこの一文を
書き始めた次第だ。
 
 この猛暑はやっぱり人間の経済活動から排出される
二酸化炭素の問題かと思いを致すが、
気象庁の数字を見ていて、おやっと思うところがある。

 現在の地球の大気のCO²濃度は410ppmで、
産業革命以前の1850年頃の280ppmと比べると
5割増しだそうで、そうかやっぱりと思う。
ところが地球の平均気温を比べてみると
わずか0.8℃の上昇だそうで、
CO²問題と温暖化の相関が成り立っていない。
単なる太陽のエネルギーのゆらぎで、
たまたま強い時期なのかもしれない。
地球の気温が上がれば、CO²濃度も当然上がるという説もある。

 このところの夏の暑さは、偏西風の蛇行の影響で
太平洋高気圧が居座ることが主な原因であり、
都市化によるヒートアイランド現象で熱射がコンクリートに
溜まりわだかまる。
都市に住む者はブンブンとクーラーを使うから
その運転で出る熱が街をさまよう。
生活者の実感と気象の統計の間には随分と開きがあり、
CO²温暖化説も冷静にみてゆかないと、
何か別の意図に乗せられる気がして、
注意が必要なのかも知れない。
 それにしても「沸騰」と言い放った国連は
はしゃぎすぎで、子供じみてはいないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?