ビジネスパーソンのためのロジカルな話し方。
相手に納得してもらうため?
相手に理解してもらうため?
相手を誘導するため?
目的はともあれ、相手に上記の様な行動を求めるのであれば、あなたは必ず今日話すロジカルシンキングをマスターしなければなりません。
ロジカルシンキングって?
ロジカルシンキングというのは、
一貫して筋が通っている話し方。論理的思考。
とウィキペディアに書いてありました。
でもロジカルシンキングって「頭が良い人じゃないとできないんでしょ?」って思ってしまうかもしれませんが、
全然そんなことないです。
ロジカルシンキングのイメージは頭が良い人が話すためのもので、普通の人がロジカルに話すなんて無理!って思うかもしれせんが、
ロジカルに話すためのフレームワークがあります。これを読者のみなさんに紹介して、紹介するフレームに沿って話せば、
すぐに誰でもロジカルに話せます。
ロジカルに話すためのフレーム
早速フレームワークを紹介します。
①目的 ②相手は誰? ③結論 ④根拠 ⑤結論
①と②は話す前の段階で考えること。
③から⑥が話す順番です。
たったこれだけです。
ただし注意点。
必ずこの順番で話さなくてはいけません。
必ずっていうと、厚かましいと思うかもしれませんが、ホワッと参考にしてみてね!みたいな感じでいくと、このフレーム通りにやらない人が出るのは目に見えてますし、
やらないから結果が出ないのに、「なんだー全然だめじゃん」ってなるのが落ちだから
必ずこの順番で話してね、と言っておきます。
では、本題に話しを戻して、フレームワークを1つずつ見ていきましょう。
①目的 ②話す相手は誰なのか?
目的というのは、言い換えるとこの話しの『テーマ』は何なのか?ということであり
もっと分かりやすくいうとこの話しのゴールをどこに持っていくか?ということです。
例えば、当社のシステムをとあるプライベートジムを運営する会社に営業に行って、そこでプレゼンをしなくてはいけません。
そこで、初めに準備することがそのプレゼンの『目的でありテーマ』は何なのか?を考えなくてはなりません。
•システムを使って欲しいのか?
•システムについて理解して欲しいのか?
•システムを他の会社に紹介して欲しいのか?
などが思い浮かぶと思いますが、この目的は話す相手によっても変わってくると思います。
•スタッフなら、生産性向上
•中間管理職なら、売上向上
•社長であれば、安定や成長のための投資
という感じ。
こんな感じでまずは話す①目的(テーマ)を決めて、次に②話す相手は誰?をしっかりと考えてくださいね。
③結論
準備が整い、いざプレゼン!
そしてまず最初に話すのが『結論』です。
例えば先程の例でプライベートジムの管理職の方にプレゼンするとします。
そのときの結論というのは
「このシステムを御社は導入するべき」
ということですね。
よく本によく書かれている、「プレゼンするときは最初に結論から話そう」ってことはみんな言っていることですよね。
でもそれは何故だか分かりますか??
それは、「集中力」です。
人間の集中力は30分が限界であり、30分が集中度合いの1番ピークになります。
30分以降の集中力は上がることはなくむしろ下がっていってしまうんですね。
なので、1時間のどれだけ素晴らしいプレゼンも、人間の30分以降の記憶は薄れてしまう。だからできるだけ最初のうちに「結論」をいうべきなんですね。
結論の柱、④「根拠」
結論が大事なことは分かったと。
でももっと大事なこと、それが「根拠」です。
じゃあ、結論は何を話せばいいんだい?と。
大丈夫です。結論を支える骨組みがあります。
それが、
事実。 判断基準。 判断内容。
この3つがいわゆる結論に対しての「根拠」の中身になります。これさえしっかりあれば、かなり精度の高い結論になります。
ただし注意点。
結論に事実、判断基準、判断内容全てが繋がっていなくてはいけません。
例えば「事実」とは、先程のプライベートジムの会社でのプレゼンのときに、他の似たようなジムを運営する会社のシステム利用時の成果を見せる。
このときに、全然ジムとは関係のないパン屋さんの事例を持ってきたところで、プライベートジムでシステム導入の根拠とはなりませんよね。
「え、それってパン屋さんのだから本当にジムでもそのシステムは効果あるの?」と思ってしまうのも無理はありません。
なので、
「判断基準」と「判断内容」は、他の似たようなプライベートジムの売上の相場を見せてあげます。
そうするとプライベートジムの他の店舗の売上平均という「判断基準」が設けられます。
そして、「だからこのシステムを導入すれば御社ではこれだけ売上が上がりますよ」という「判断内容」を見せたり話したりすることができますよね。
⑤結論
はい、そして最後に最初に言った結論を言うだけです。これまでの根拠をもとに「だから御社にはこのシステムがぴったりです」というように。
根拠がしっかりテーマと結論に繋がっていて、相手の価値になるということが明らかにされていればいいのです。
まとめ
フレームワークのおさらいをすると、
①目的→②相手は誰?→③結論→④根拠{•事実•判断基準•判断内容)→⑤結論
という流れで話すと相手は何らかの行動をとってくれるでしょう。
そして、人に話す上で1番大事なことは、「相手は何を望んでいるんだろう」と自分で考えることです。
参考になれば嬉しいです。
Melo
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