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ママの機嫌と女性ホルモン

こんにちは!

育休中で育児に奮闘中のパパセラです!

連日の大雨で、長男の幼稚園の送り迎えが大変です☔️

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さて、今日は子供のお話から方向転換して、『ママ』についてのお話。男性が育児をする上で産後のママのケアやフォローも重要になります。ここでは産後のママの変化についてまとめていきます。

〈はじめに〉

パパやパートナーを持つ男性の皆様、こんなことに気づいたことはありませんか?

・気分の変動が激しい
・急にイライラする日が続き始めた
・出産してから性格が変わった

育児を迎えるママ達は、自分のことだけでなく自ら産んだ我が子を育て上げないといけないという使命感を持って頑張ってくれています。もちろん忙しくてイライラすることもありますがそれだけではありません。女性の身体の中では日々目まぐるしく変化する出来事が起こっています。それらを理解しないとママ達のイライラの理由も分からずに、ギクシャクした関係になってしまいます💦実際どんなことが起こっているのか?今回は女性の身体の変化について書いていきます。

〈女性ホルモンの基礎知識〉

皆さん、ご存知の通り、女性は妊娠・出産ができるようにおおよそ28日周期で月経を迎えます。この周期中に女性ホルモンと呼ばれる物質が分泌されたり抑制されたりすることで妊娠できる身体づくりができます。月経に関わるホルモンは以下のようなホルモンがあります。

エストロゲン:女性らしさのホルモン
 ⇨ 子宮内膜を厚くする、受精卵の着床を助ける、自律神経や脳の働きを良くする、新陳代謝上昇
プロゲステロン:母親らしさのホルモン
 ⇨ 子宮内膜をさらに厚くする、卵胞発育を抑制、エストロゲンの作用を抑制、新陳代謝を遅らす

※エストロゲンは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促進することもあり、しっかりと女性ホルモンの分泌バランスが整っている女性は精神的な落ち着きも見られやすいです。

実際に受精卵が着床すると妊娠期間に移り、持続的に両ホルモンの分泌量が増加しますが、出産後に急激な減少が見られます。

出産後には授乳が必要になるため、乳汁の生成と分泌が必要になります。それを可能にしているのがプロラクチンというホルモンです。授乳中はプロラクチンは増加しますが、代わりにエストロゲンやプロラクチンといったホルモンの分泌は抑制されます。そして、卒乳することでプロラクチンの分泌は減少し、エストロゲン・プロゲステロンの分泌が正常化してきます。

今まであげたホルモン達は脳からの指令のもと分泌されますが、脳と子宮・卵巣とのやり取りで調整されています。

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このやり取りがうまくいかないと自律神経での調節といったフォローが入ります。

〈悪いのはママじゃない!女性ホルモンの変動だ!!〉

出産後のママは『授乳』というイベントが待ち構えており、それによってプロラクチンの分泌が起こります。それにより女性ホルモンの分泌が低下します。

するとエストロゲンの分泌減少によりセロトニンの分泌も減少してしまいます。『幸せホルモン』が少なくなってしまうんです!!

産後のママはどうしても『イライラ』しやすくなってしまうんです!

さらにイライラが続いてしまうと自律神経にも影響してどんどん悪化する可能性もあります。

ですので、産後のママのイライラに対して、

・何イライラしてるんだ
・そんなに怒るなよ

といった言葉は絶対NGです!火に油を注いでます!

この期間にそういった発言があると、ママ達はおそらく一生忘れないでしょう💦逆にこの期間をうまく乗り越えると良い夫婦関係を築けるのではないかと思います🤗

今回はこの辺にしておきますが、次回は実際にどういったことに注意しながらママのケアやフォローをしていくのかを実際の経験をもとに描いていきたいと思います。


ではまた!!





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