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ごめんね…

ずっと音楽を聴きながら、朝からこれから来るであろう日々のことを考えながら、万が一のために入っている生命保険の確認やら、それを家族が迷わず受け取れるようにわかりやすくノートに書きだしたりしている。

まだ病名も決まってないのに、こんなことをしている自分に少し笑ってしまう。

「ごめんね…」

いつ、どうやって弟に伝えよう。

今日はそればかり考えている。まだ妹の四十九日も終わってないのに、彼の悲しみが癒える間もなくこんなことを伝えられないよ。

まして、3歳になったばかりの甥っ子ががんになった母親をずっと見守り続け、この春、小学5年生になった。

甥っ子には到底、無理だ。

わたしが泣いてしまう。

母と相談して弟と甥っ子にはしばらく黙っていようということになった。

「決まったわけじゃないから」と何度も言い聞かせている自分がいる。

今日はこの曲ばかりヘビーローテンションで聴いている。

Someday Somedayとリフレインするフレーズと自分の思考が静かに重なる。

やさしい響きが唯一、自分へのなぐさめか。

I wake up alone alone in bed
Intense sunshine falls on me
Something has changed between us
Blinking my eyes to brush it away
I know you'll never come to me again
So I'll never look back again
It's not so bad bad at all
Time will tell the reason why

[Chorus]
Someday
Someday
Someday
Someday

[Verse]
I'm walking alone on this way
And you're walking alone on that way
Something has changed but I believe
Time will tell the reason why

[Refrain]
I wake up alone alone in bed
Intense sunshine falls on me
Something has changed between us
Blinking my eyes to brush it away
I know you'll never come to me again
So I'll never look back again
It's not so bad bad at all
Time will tell the reason why

[Chorus]
Someday
Someday
Someday
Someday

[Verse]
I'm walking alone on this way
And you're walking alone on that way
Something has changed but I believe
Time will tell the reason why

youtubeのコメント欄で明日への扉さんという方が和訳されていたので転記させていただきます。

眩しい日差しを浴びて私は目を覚ました
ベッドの上でひとり…
私たちの関係は何かが変わった
それを受け入れ難く、私は瞬きをする

私は分かってる
もうあなたは戻ってこないことを
そして私はその事を振り返らないことも

それは悪いことではない
全部が悪いわけじゃ…
時が経てば分かる…

いつか、いつか…

私はひとりで歩いていく
そしてあなたもひとりで歩いていく
私たちは変わってしまったけど
私は信じてる
時が経てば分かると…

歌詞に「わたしたちの関係は何かが変わった…」とあるけど、今のわたしは以前のわたしと今のわたしの関係性が180度変わってしまったという感じ。

がんと言われて鬱になる人もいるらしいけど、わたしの場合は逆で、双極性障害(そう状態と鬱状態が交互にくる)と診断を受けたときの状態が一番、死(自死)に近かったから、ある意味、自分は一度死んだと思っている部分もあるから、少しは冷静にいられるのかもしれない。

でも、これが確定となってしまったら、どうなるかわからないけど…。

多発性骨髄腫って高齢者に多く、毎年10万人に2~3人が罹患するらしい。

高齢者を国では一応65歳と定めているようだけど、わたしがそこに達するまでにはまだもう少し時間があるはずなのに、こんなにめずらしい血液のがんになるなんて。まれなケースなのかな…。

わたしの人生もどちらかというとメジャーでなくマイナーで自由な道を歩んできたせいか、病気も双極も含めマイナーなものに罹りやすいのかな?!

なんて思ってしまう。

「疑い」という時間のある間に、来るべき時のために今できることをとにかく見つけてやっておこうと思う。


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