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フェムテック企業代表のデリケートゾーン事情

皆さまこんにちは!Mellia代表の原由記です。

新しいサービスを利用したり、商品を購入するときって、どんな情報が必要だと思われるでしょうか?
ポップアップやイベントで実際にお客様とお話していると、商品自体についてや使い方などの情報はもちろんですが、ブランドのコンセプトや運営する"中の人"がどんなことを考えているのか、を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

これまでnoteでは、Melliaでの働き方やイベントの裏側、メンバーの考えなどをご紹介してきましたが...今回から、Melliaの代表でありI'm La Floria(アイム ラフロリア)の商品開発も担当している私自身がどんなことを考えているか、最近注目していることなどを不定期でご紹介していければと思っています。

初回の今回は、これまで私がどんなデリケートゾーンケアをしてきたかについてご紹介します。

ストレスなくケアをしたい

私が自分のデリケートゾーンに向き合ったのは大学生の時。
20歳になり、VIO脱毛を始めたタイミングでした。当時はあまりの痛みに悲鳴をあげながら脱毛に通っていたのも、今ではいい思い出です(笑)

脱毛をしてみて良かったことは、蒸れづらくなったことでニオイが気にならなくなり、生理時の経血や不快感がなくなったこと。生理中にデニムを履いても蒸れないなんて、こんなに心地がいいんだ!と感動したことを覚えています。
でも脱毛をしたタイミングでは”デリケートゾーンケア"が必要だという知識がなく、保湿をするなどのケアをしていませんでした。
きちんと保湿ケアをしていれば、より脱毛効果も高まるし、脱毛後のお肌の状態もよりよくなったので、今振り返るともったいないことしたなと思います。

デリケートゾーンの"ケア"に関心をもったのは、28歳のときでした。そのとき使っていたボディソープでデリケートゾーンを洗うと、びっくりするぐらい沁みて時には痛みを感じる。こんな風になるのは私だけなのか...と悩んだことがきっかけでした。
誰にも相談できず原因が分からないので、自分でいろいろと調べた結果、一般的なボディソープとデリケートゾーンの「ph値」が異なっているものが多く、海外ではデリケートゾーン専用の洗浄剤を使うことが一般的だということがわかりました。

pH(Potential Hydrogen)とは水の性質を示す単位の一つのこと。 pHは0~14の数値で表され、pH7を中性とし、7より小さい場合は酸性、大きい場合はアルカリ性を示す。デリケートゾーンは4.0〜4.5の弱酸性。

店頭で見つけた数少ない専用アイテムを片っ端から試してみましたが、沁みることはなくてもいい香りがするものがなかったり、からだと使い分けるのが面倒だったりと、なかなか使い続けることが出来るアイテムに出会えませんでした。

また、女性の悩みに対してどんなストーリーや考えで作られたのブランドなのかも重要だと考えていたので、その角度からも商品をみていたのですが、「このブランドの考え方なら信頼できそう!」「この人が作っている商品なら試してみたい!」と思えるブランドはありませんでした。

気にいるものがないなら作ってしまおう!と思い、気がついた時には自分の理想の商品開発を始めていました。
ブランドのローンチから5周年を迎える今でも、自社のウォッシュを使うと「全然痛くない!」と毎回呟いてしまうほど安心して洗えています。
そのぐらい沁みたり痛みを感じることがストレスだったんだと、改めて思います。

日々のケア方法

全くストレスがないので、ただ洗うだけでなく、スペシャルケアとして泡立てたウォッシュでデリケートゾーンを泡パックすることも。泡パックで汚れを泡へ吸着させて落とすことができるので、肌への負担を最小限にしながらケアをすることができます。

アイム ラフロリアのボディウォッシュは乳酸菌発酵エキス配合(セイヨウナシ果汁発酵液)を配合しているので、洗うだけでも潤いを感じられますが、お風呂上がりにはしっかり保湿ケアもしています。
最近のお気に入りはボディオイルを3プッシュ程度使い、鼠蹊部からデリケートゾーンに向かって塗り、さらに上からブライトニングセラムを塗布すること。この順番だとベタつくことなく潤いと保湿ケアができます。

ケア後に気をつけていることとしては、寝る時にショーツを履かず、シルク素材のパジャマを選ぶこと。これは少しでも蒸れや摩擦を減らすためです。

生活習慣も大切

膣内フローラ」という言葉をご存知でしょうか?

「腸内フローラ」ならご存知の方も多いと思いますが、腸内と同様に膣内も常在菌によって膣内環境が整えられています。そのバランスや量、種類を数値化することで、様々なリスクの軽減や美容や健康の維持へと繋がります。
膣内に生息する常在菌の主な善玉菌は乳酸菌。膣内の善玉菌のバランスが崩れると、自浄作用が弱まり、肌や健康に影響を与える他、妊娠を望む方の着床率、更年期症状との向き合い方や改善方法、将来の病気の可能性など自分の環境やライフスタイルを見直す大事な指標にもなると言われています。

この「膣内フローラ」の数値を調べることで、「膣年齢」がわかる検査があるのですが、こちらを受けてみたところ、善玉菌率が約90%、膣年齢は26歳という結果が!
実年齢と10歳以上も違いが出たのは、ずっとデリケートゾーンケアを続けてきたおかげ。正しいデリケートゾーンケアを続けたことで膣周りを清潔にでき、膣内に雑菌が入ることを防げたため、常に衛生的な状態を保つことが出来たんだと感じています。

膣内フローラはストレスや疲れを軽減したり、質のいい睡眠をとることで整うので、ケアをする以外に生活習慣にも気を付けることが必要です。
自身の状態を知ることで健康であるかどうかが分かり、将来妊娠を望む場合は胎児の成長に繋がったり、女性器の疾患やトラブルを未然に防いだり、改善することができる。この検査では、こういった自身の膣内の状態を知ることが一番意義のあることだと考えています。

今回この記事を書きながらこれまでのことを振り返っていると、改めてデリケートゾーンケアの必要性を早くに知ることができ、またケアを続けてきてよかったと感じています。
まだ始めていない方は、まずは専用のウォッシュを使うことからケアを始めてください!実は沁みていたり刺激があったことに、初めて気付けるかもしれません。


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