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演歌界も世代交代が進んでいます。実はサブスクでも聴けることを知っていますか?

シングルの大半がデジタルでリリースされるようになり、大晦日しか聴くことのなくなった演歌という特殊なジャンルはますます若者から遠い存在になっているのかと思いきや、事実は逆で、平成~令和の中で今現在がもっとも演歌にアクセスしやすい世の中になっています。もちろんどのジャンルにもデジタルに楽曲を開放したくないアーティストは存在するので一部の例外を除いて、ということにはなるのですが。

実はSpotifyには令和の演歌にスポットライトを当てるプレイリストが存在します。私も最近まで存在に気づけていなかったのですが。

でもこれだけでは何を聴いたらいいかわからないですよね。

ということで私が最近気になっている若手演歌歌手を紹介。いつまでもベテランだけが幅を利かせている業界は滅んでしまいますが、もっとも古風な演歌の世界も世代交代は進んでいるようです。「純烈」のまださらに先の新世代、いますいます。ちなみにここで紹介する曲たちはすべて、ジャンルレスが信条の私のオリジナルチャートにもランクインさせた・させているものになります。

中澤卓也「約束」

演歌でも特に男性陣はコテコテの民謡調の演歌しか歌う人がいなさそうでしたが、実際はそうではないですね。この方などは徳永英明さんのようなJ-POP括りでも決しておかしくないような曲もリリースされています。

辰巳優斗「誘われてエデン」

この方は民謡出身のようですが、この曲はフラメンコ歌謡になっていて非常にとっつきやすいです。ビジュアルもよいのでこの路線でファンを拡大するのがいいように思います。コテコテの演歌はずっとあとでも歌えますから。

真田ナオキ「恵比寿」

徐々に演歌臭が濃くなってはいますが、これも演歌というよりは歌謡曲。ノックアウトボイスというキャッチコピーのつけられた独特のボーカルの魅力ですんなり聴き通せると思います。そしてこの方の師匠は、日本で初めてラップを流行歌として成立させ、今でもマッシュアップが作られ続ける吉幾三さんです。

望月琉叶「面影・未練橋」

民謡ハッピー組というアイドルグループとの活動を兼任している異色の女性演歌新人歌手。元のグループのファンの後押しもあってかソロのシングルは2枚ともにオリコン演歌・歌謡曲ランキングで1位を獲得しているようです。でも、そういう背景抜きで美人だし歌もうまいです。


ジャンルの境界を軽々と踏み越えて活動を続ける新世代の演歌シーン、想像以上に簡単に聴けるので触れてみてはいかがでしょう。そうすることで、売上枚数、再生回数至上主義に陥っていては決して発見できない好みの曲を見つけられるかもしれないですよ。


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