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仮想未来区役所、全館オープン!

築約130年の古民家をなめてはいけない。
全身が凍りつき、どれだけ震えても「暖」は得られない2021年冬。
区民・職員一同、協働して直方出張所 囲炉裏の2階をコワーキングスペースへと改装した。

古き良き時代の素晴らしい建材や設えを残しながら、より快適で落ち着く場所と生まれ変わった。


コミュニティ&コワーキングスペース

仮想未来区役所 直方出張所 囲炉裏は、1階がコミュニティスペースとなっており、今回改装を行った2階がこの春コワーキングスペースとしてオープンした。

1階のコミュニティスペースには、『コミュニティキッチン』『コミュニティ食堂』『くつろぎの土間』がある。

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『コミュニティキッチン』では、仮想未来区役所の職員がそれぞれの特色を生かしたランチを提供しており、時には職員や区民が地域の人とともに冷蔵庫にあるものを持ち寄ってお昼ごはんを作る「循環食堂」を開催している。

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『コミュニティ食堂』は、食堂として利用されると同時に仮想未来区役所の区民や職員が集う場である。てしごとをしながら会話を楽しんだり、刻をともにした区民同士の交流が生まれる空間となっている。イベントの開催日には来訪者も加わり、たくさんの人たちで賑わう。

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『くつろぎの土間』は、囲炉裏の入口に続く空間であり、食堂同様に使われるほか、地域の人たちの休憩所としても利用されている。買い物帰りに腰を降ろしながら、地域の人が職員や区民と交流をもっている。


2階のコワーキングスペースには、『にじの間』『ほしの間』『つきの間』がある。

囲炉裏

『にじの間』は、複数のメンバーでワークスペースを共有しながら、自由にコミュニケーションを図る空間である。個人の仕事に取り組みながら、コミュニケーションを図る中で互いに情報や知恵を共有する会話が生まれる愉しみが期待される。

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『ほしの間』は、ワークショップや講座などを開催したり、サロンとして利用することが可能な空間となっている。
白と黒を基調とした落ち着いた雰囲気のある和室は、集中してワークに取り組む場や、リラックスする空間として活用できる。

軒先市

『つきの間』は『ほしの間』に続く和室であり、元々の設えプラス自分で小物を持ち込みオリジナルのサロンスペースをつくることができる。また、『つきの間』と『ほしの間』の二間を貸切ることで使い方の自在度が増すのも魅力の一つである。

アトリエ長屋

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囲炉裏の隣には長屋があり、そのうちの一軒に『アトリエ長屋』がある。

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『アトリエ長屋』は、職員がアトリエとして利用したりワークショップを開催したりする場となっている。

直方レトロ殿町・新町軒先市開催レポート

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雨のため4月11日に順延となった“直方レトロ殿町・新町軒先市”に替わり4月4日に開催した“囲炉裏マルシェ”コミュニティスペースコワーキングスペースアトリエ長屋と囲炉裏全館をオープンして行った初めてのイベント。出店者は職員と区民。多くの来場者とともに総勢100名近くの人が集い、大賑わいの1日となった。

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あるものを生かす作家として活動している職員・区民の作品が並ぶ。出店者に相談しながら家族へのプレゼントを選ぶ年配男性の姿が微笑ましく印象的だった。

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コミュニティキッチンでは大忙しな中、互いに協力しながら来場者に料理を提供しており、いつの間にか出店者同士の協働がうまれていた。安心して頼ることができる仲間がいるのは、仮想未来区役所の魅力であり強みだ。

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これから活動を広めていきたい職員・区民のチャレンジの場になり、多くの人と繋がる機会となった。出店者たちは、人との出会いを楽しみにワクワクしてこの日を迎えていた。

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こどもたちは、こどもも体験できるワークショップに参加したり、出店者の手伝いをしたり、ゲーム大会を開いたりと思い思いに囲炉裏マルシェを楽しんでいた。


囲炉裏の前の情緒あるレトロ通りに300mにわたる市が並ぶ“直方レトロ殿町・新町軒先市”は、4月11日(日)に開催予定。

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