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downer.

 昨日、朝に徒歩で職場まで行き、往復八キロ、一万三千歩の散歩をした。そして、三度目のワクチン接種に向かった。そこまではとてもいい方向へと進んでいる気がしていた。復職が近づき、自分もここまでできるようになった、と。

 しかし、接種会場に向かう途中、事故を起こしてしまった。会場近くの信号で止まった時に、書類を確認するためにパーキングに入れてサイドブレーキを引き、書類を確認しようと取り出してふと前を見ると、前の車が迫ってきてぶつかった。
 時速にして五キロも出ていなかっただろう。互いの運転手に怪我も無く、車の損傷もほぼなかった。ただ、相手は「ずっとブレーキを踏んでいた」と言うのだ。そんなはずはない、自分は基本停まって助手席のポーチ等を漁る時は一度パーキングに入れ、サイドブレーキを引く習慣がある。互いの意見は食い違ったが、一応両者怪我及び損傷無し、ということで警察の取り調べは終わった。

 その後、ワクチン接種終了時に警察から連絡があり、自分の車が動いていたことが防犯カメラで確認された、というのだ。相手にも連絡します、と言われ、真っ先に聞いた連絡先に電話し、「仕事中お忙しい中すみません、防犯カメラで確認したところ、自分の車が動いていたようでした。大変申し訳ございませんでした。」と謝罪した。

 朝の散歩の距離を伸ばし過ぎてぼーっとしていたのだろうか。それとも、二度目のワクチンで発熱が酷かった為、動揺していたのだろうか。振り返っても思い出せないが、とにかく自分がパーキングに入れ忘れ、ブレーキを踏む足が緩み、百パーセント自分が悪いことが明白となった。

 不幸中の幸いだったのは、相手方から特に損害賠償等は無いのでお金の請求等はしませんよ、とお赦しを頂けたことである。一応、警察の方で事故発生という記録は残るが、実質無事故扱いで終わらせてもらえた。

 正直、自分の車が動いていたとは思っていなかったのと、ワクチン接種に遅れる苛立ち、霧雨で濡れる、相手が下がってきたという勘違いから、自分の態度はかなり横柄なものだったと思う。言葉こそ丁寧にしていたが、態度が明らかに悪かった。それも含め、警察から伝わる前に自分の言葉で謝罪したかった。それが功を奏したのかは分からないが、赦して頂けたのは救いだった。

 一寸先は闇、とはよく言ったものだ。人間万事塞翁が馬、とも言うか。物事が良い方向に向かいつつある時にしでかしてしまい、また上司に迷惑をかけてしまった。人に迷惑をかけることは大嫌いなので、相当凹んだ。更に天気にも恵まれず、今日は薬の副作用が強かったこともあり、ほぼ一日眠っていた。

 昨日、もう一つ救いだったことがある。妹とゲームをグループチャットで通話しながらしていると、そこに加わっている狂友人(笑)のTが会話だけ入ってきてくれたことである。彼は空手の後で、ゲームは参加できないが通話だけでも、と入ってきてくれた。妹も色々あってかなり落ち込んでいた。その状況での、笑わせるつもりのないTの言葉が一々面白くて、二人を笑わせてくれた。悩んでいることなんて、どうでもよくなるくらい。彼の生き様は最高だよ、ほんと。女だったら迷わず彼行ってるね。笑

 ともあれ、落ち込み気味の昨日&今日だったが、周りの支えや睡眠のお陰で何とか生きている。医者の診断書に「希死念慮は消滅」と書かれていたが、実際消え失せた訳では無いな、と感じてしまった夕方頃。ただ、一時期と比べると、自らに刃を向けた時もあったので、かなり治まっていることは確かだ。もうそんな気持ちにはならない。十分抑え込める。前回書いたばかりじゃないか。無理すればツケを払うことになると。やはり往復八キロは、自分の中で「無理」に相当することだったのかもしれないな。これから、そして復帰後にも気をつけて行かなきゃね。

 そういえば、noteの表示が新しくなってるね。正直、俺は前の方がしっくりきてたんだけど、まぁそのうち慣れるでしょう。表題の写真は、フォロワーが増えたのでこの一枚に。全くの勘違いだったら恥ずかしいけど。笑

 今回の一曲は、DEZERTの「I'm sorry」。色々な意味で、この曲を選択。しっかし、本当に俺好みの感性を持った素敵なバンドに出会ったと思う。「Dark In Black Hole」で「生まれてしまったことがもう間違いだ」と語り始め、終盤に「True Man」で「愛して 醜さを」と訴えかけ、〆にこの「I'm sorry」で「I'm sorry Mama お別れだよ」。無理、尊い。(語彙喪失)
 本当に、こういう世界観を持ったバンドが大好きで、その世界観を持っているバンドがヴィジュアル系と呼ばれるジャンルに多いんですよね。そのうち、カラオケにもっと入ってくれないかなぁ。

始まりの日から終わりが始まったんだ
虚しさも消えて記憶すらも消えていく

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