【詩】息吹
春を置き去りにした夏が
置いていかれた春に追いつかれた
そんな気がした数時間だった
ブリーチをかけた黒髪の逆再生
そんなことを思わせる散り行く桜
青々とした緑がまた季節を思わせて
わたしはまよえる旅人だ
こころはまるで宇宙の星屑
ちっぽけなわたしは
消えてしまわないように光をはなとう
夜風にひとつうたをのせて
賑やかに騒ぐかわずの様に
慌ただしい毎日に筆を置きがちですが、
何かを綴ることは忘れずに生きていきたいものです。
風木愁
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