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「親不知、子不知」

 日記、暫く書けてなかったな。数日忙しかったり眠かったりで。金曜は三十分だけ復職トレーニング。最早トレーニングとは名ばかりで、上司に色々報告して書類整理してお喋りしてたら終わっていた。

 その後、親父に挨拶と雑談を。半年休んで、やっとこさ復帰しますよ、と。無理せん程度に頑張るよ、と伝えてきた。
 そして、思った以上に早く終わってしまったので朋輩をお迎えに。試験お疲れ様ということで、彼が喜びそうなラーメン屋で昼食。外でラーメン食うの、すっげぇ久々だった。その店は六年位前に一度、原付で通りかかって(強そうな名前の店だな)って思ってそこで食って以来。店の雰囲気は記憶よりも明るく、そして記憶よりも美味しいラーメンだった。かつては週一、二で食ってたが、今そんなことしてたら間違いなく破産する。

煮干し醤油+岩海苔。
無化調で、優しいお味でした。

 そして夜、まさかの狂乱の宴をしっとりと開催。「集まりたいね」という話が出ながら、コロナやら何やらで集まれず夏が終わると思っていたが、偶然の重なりで奇跡の終結。すっかり馴染になったBARで飲んできた。

俺は炭酸系飲み過ぎると悪酔いするのと、
日本酒も得意ではないので甘いカクテル。
甘ったるいのが、煙草と合うんだよ。
生まれて初めて、
「あちらのお客様からです」を経験。
まぁ、豪気なおじいちゃんだったけど。笑

 解散間際に一悶着あって男子会も開いたが、朋輩達と語り合えた(というか俺の愚痴だった)のでえがったなぁ。次彼らが一堂に会するのいつになるかな。わしの同級生三人が集まってあすこで飲めると嬉しいんじゃが、それぞれ忙しいし、わしも九月から忙しくなるからなぁ。

 日曜は野球の大会だったが、雨でお流れ。午後に練習試合を組み、時間の都合で半分だけ参加。二打席全部三振。内角と外角ギリギリに近いとこ、弱いなぁ。見逃し三振はだっせぇって。バッセン行かなきゃ。←
 試合後に朋輩ちゃんと新しめの銭湯行ってのんびり語り合ってからオカンのとこへ向かうことに。彼も目指す場所が鮮明になったようで何より。あの馬鹿者をよろしく頼む。

 そしてオカンのとこへ。世話になってるオカンの彼氏さんが誕生日前日ということで、前祝に参加。焼肉食わせてもらった。久々に食う焼肉、バチ美味かったなぁ。わしの手土産はチーズケーキとシュークリーム。満足してもらえたかな。

 今日は家から出る用事を作らず、家事をやろうと決めていた。起きてすぐ洗濯物を洗って干し、ゴミを捨て、気になっていた風呂の排水口の黒カビを殲滅。薬の副作用が出るまでモンハンして、副作用の波に合わせて昼寝。
 起きたのは十二時半頃だったので、ペペロンチーノ作って食べて、食器類をまとめて洗った。いつもうどんか蕎麦だったが、今日はパスタな気分だった。時間も沢山あったし、洗い物を極力出さずに美味しいパスタ作れた。材料費から逆算すると、多分百円切ってる。でもそんじょそこらのファミレスよりは美味い、と思える良き良きな出来栄えだった。

パセリが無いなら青葱を乗せればいいじゃない。

 そんで洗濯物取り込んで畳んで、レンジ掃除。っても重曹水をレンチンして三十分放置して拭き取るだけなので超簡単。しかも超ピカピカ。流石、ネット社会は便利やね。
 その間にSSも書いた。前作が個人的にかなり気に入っていたのでちょいと難儀したけれど、我ながら満足いく一作になったかな。書く度に徐々にハードル上がってく感覚あって、難しいなぁ~って思うけど楽しいからよし。

 今、風呂から上がってこれを書いている。明日の弁当の仕込みも兼ねて、今晩は親子丼。ササミが一枚傷みかけてるから早いところ使ってあげないと勿体無い。まだ大丈夫、多分。
 食が本当に細くなったので、食費が全然かからない。今までの俺何だったん?ってくらい。パスタ一食三~四百グラム、米一食二~三合は平気で食ってたのに、今やパスタ食っても百五十、米なんて一日一合だからなぁ。

 表題の写真は、いつぞや朋輩の助手席で撮った朧月。なんか狼の影みたいで気に入った一枚。そして表題の意味は、辞書的に言うと、

親知らず子知らずとは、危険な山道、海沿いの断崖絶壁の道などの難所のこと。険しい道が行く手を阻み、親は子を、子は親を顧みる余裕がないほどの難所という意味から。

http://kotowaza-allguide.com/o/oyashirazukoshirazu.html
「故事ことわざ辞典」より。そのままコピペ。

 今、うちの女達がそれぞれ難所にぶち当たっているようである。オカンはそれにしっかり気付いていて、難所を超えようと行動しているみたいなので特に必要以上の心配はしていないが、問題は妹。難所にいるのに、難所にいることに気付いていない。ここ読んでるんだか読んでないんだか知らねぇけど。

 似たような言葉に、「親の心、子知らず・子の心、親知らず」というものもある。それぞれの意思疎通ができてるんだか知らないけど、俺はこうしたら?というアドバイスというか助言というか文句というかよく分からんことをオカンにしてきた。それを実行するかはオカン次第だし、実行されてどうするのかもそれぞれ本人次第。話のウラ取ってくと微妙にズレもあったし、本当どうすんだろあいつ。

 オカンは若くして尋常ではない難所を長い期間乗り越えた強さがあるので、感謝してもしきれないし強いな、って思う。わしは中学ん時に腐って高校で叩きのめされて、大学では寮に入って社会に出た。同棲だなんて贅沢なことさせてもらって別れて、やっと自立した。難病はまだ完治したとは言い切れないが大分克服し、九月から復職する。家賃も水道光熱費も食費も、借金も全部自分で払っていかないと生きる意味が無い、と考えている。それが座右の銘「正しい姿で生きましょう」なのだから。

 その辺りに気付けると妹は更に立派になるんだけどなぁ。中坊まで自称・芋女で腰が重くて役に立たねぇなって思ってたあいつが気配りできるようになって、視野が広くなって、病んだ兄貴の面倒まで見て大したもんだと恩義さえ感じてるってのに、惜しい。非常に惜しい。完全に独力で生活できるようになって、色々なものの大切さとか優先順位を理解できれば、間違いなく大物になれんのに。

 その為には、身内から厳しくしてやらにゃいけん、と俺は思って行動している。違うモノは違う、と。正しいと思ったことをしたら、それでいい、時にはありがとう、と。それぞれの難所を切り抜ける為には、親離れ子離れしてくれないと進まないんじゃねぇかって思うのよ。甘言は友人から貰えばいい。血縁は甘ったれを何とかしてやらんと、このままじゃ難所超えられないよ。俺は厳しいぞ。恩返しだと思ってやってんだから、精々頑張んな。

 今回の一曲は、ムック「HALO」。季節柄も丁度良い感じになってきたし、何となく歌詞もマッチしてる感あってね。今日寒かったし、秋やんもう。
 俺は本当のことは胸にしまったままにしないで、ブチ撒く。しまったままにした方が面倒なことになるってこの半年で学んだから。さて、これから俺の身内はどうなんだろうねぇ。両親は心配要らんだろうけど、妹だけは不安の種だよ全く。応援してっから、できることからやってけや。

絶体絶命で崩壊
そんだけ消費しちゃってんだ
秋風鳴く 空を仰いでも
君はいない

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